2011年01月20日 18時00分

(写真は、2010「海底力モニター体験会」参加時に撮影)
「冬のSLと石炭のマチ・釧路」ツアーに参加した“特権”と
言っても良いのが、日本で唯一の坑内堀りの炭田
「釧路コールマイン」の軌間610ミリのナローの撮影です。
写真は道路から撮影したもので、「坑外軌道」(構内軌道?)です。
パンタグラフの位置を、櫓まで組んで異常に高くしてあるのは
線路を、バス・トラック等の大型車両が横断するためで、
架線位置が低いと「感電の危険性が高まる」といった理由だけでは
なさそうです。今は会社の敷地内しか走りませんが
以前は、敷地外にも路線が広がっていたと聞きました。
因みに、極端に低い架線位置は、昨年の5月10日~にUPした、
三重県紀和町にあった鉱山鉄道の架線を見て頂ければ思います。
このような道路からの写真は、撮ろうと思えばいつでも撮れるのですが
このナローがいつ動くか、どう動くかと言う情報は
新幹線の「ドクターイエロー」のダイヤを知るより
難しいかもしれません。
でもそこは地元の「鉄」団体がバックについているだけあり
「この時間には動くはず」などの情報を持っており
なおかつかなりの確度があるという強みがあります。
この日(平成22年2月20日の土曜日)も、
いつもなら「動き出す時間」ということで撮影スポットに向かい
それでもなかなか動き出さず少々ヤキモキしましたが
ちゃんと作業が始まり、ホッとする間もなく、
参加者全員が“無口”になって、思い思いの構図で写真を
撮影したりしていました。
この時、ふと思ったのは「もしも名古屋でこのようなツアーを
実施した場合、ここまでフォローできるのだろうか?」と
いうことです。
例えば、愛知県知多市の新日鉄や
三重県四日市市の工場構内の専用線だったら…。
ツアーはそれなりに高額です。
さらに東京からなら2泊3日で行けるのですが
名古屋からですと東京か札幌で前後泊を余儀なくされます。
ボランタリーな立場とは言え、責任は伴います。
単なる“趣味”ではなく、“趣味”を生かして
『地元の産業紹介&振興に繋がってほしい』という
メンバーの強い意志が無かったら成立しえない、と感じました。
(追伸)
今朝UPした名古屋市営地下鉄桜通線の「案内表示」ですが
今朝から通常の運用(名城線と同様)になっていました。
「徳重」延長がいよいよ近づいてきたと実感しています。