2011年01月30日 9時13分

妙見ケーブルをご存知ですか?(1)

能勢電鉄の「妙見ケーブル」です。
このケーブルの終点から更にリフトを乗り継いだ先にある
「能勢妙見山」への参拝の足として昭和35年から
能勢電鉄の路線として運営されています。
●昨年は、妙見ケーブル再開50周年でした。
※写真では、路線の全景は見えていますが
 ケーブルカーが米粒で申し訳ありません。

ところでこのケーブルの線名は『鉄道要覧』には記載されていません。
一方で、能勢電鉄の公式HPの“会社概要”には『鋼索線』と
記載されているので、線名という意味では「妙見ケーブル」ではなく
やはり『鋼索線』が線名なのでしょう。
この点は「Wikipeia」でも触れられています。

これと言った特徴はあまり感じないケーブルで、
「黒川駅」~「ケーブル山上駅」間、0.6キロを
5分ほど結んでいます。
あっ、一つだけ大きな特徴が…。
軌間が広軌の1,435ミリで、
日本のケーブルカーでは「伊豆箱根鉄道/十国鋼索線」と
ここの2箇所だけの珍しいゲージです。(間違いないはず)

私が乗車したのは、平成15年12月14日(日)で
このケーブルに乗るため、私は能勢電鉄の終点「妙見口駅」から
15分ほどの道程(みちのり)を歩きました。
バスもあるのですが、本数が少なくこの選択をしました。
「黒川駅」発12:00
「ケーブル山上駅」着12:05
話しをややこしくして申し訳ありませんが
この日は、この妙見ケーブルに乗車した後、
摩耶ケーブル~六甲ケーブルの順番で乗車しています。

ところで、乗車日にご注目!
ここで“ピン”と来た方は相当の「ケーブルカー通」です。
実は、今年度は12月6日から3月16日まで、年末年始や
能勢妙見山の行事がある2月11日を除いて冬季休業中なのです。

いつからこの『冬季休業』が始まったのかは知らないのですが
やはり正式名称『無漏山眞如寺境外(けいがい)仏堂能勢妙見山』への
冬場の参拝客の減少しているのでしょう。
とにかく、次にこのケーブルに乗れる日は2月11日です。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!