2011年01月26日 17時59分

六甲ケーブル(1)美しい色合いが好きです。

昨年の10月25日以来の「ケーブルカー」話し。
今回は、「六甲ケーブル」です。
正式な会社名は『六甲摩耶鉄道』と言い、
路線名が「六甲ケーブル線」です。
「六甲ケーブル下」~「六甲山上」間、1.7キロを
10分で結んでいます。

この線には平成15年12月14日に乗っており、
写真は、「六甲山上」発16:30、
「六甲ケーブル下」着16:40の乗車時に撮影しました。

写真は、2編成ある内の「クラシックタイプ」の車両で
“フェスティバルカラー”と呼ばれる緑と赤の塗り分けが美しく、
私はもう一編成の「レトロタイプ」よりこちらの編成の色の方が
好きです。(どうでも良いことですが…)

(概要)
高低差…493.3メートル。
最急勾配…26度。
軌間…1067ミリ。

この写真では良く分からないと思いますが、
このケーブルの架線は2本あり…、
と、ここまでは分かっていたのですが
今回、「六甲ケーブル」の公式HPを見ていて驚きの発見!
それぞれ、片方がAC(交流)200ボルト「電灯線」、
もう片方がDC(直流)100ボルト「信号線」の文字が???

何せ私は文系で、技術的なことは“サッパリ”なのですが
一体どういう構造になっているのでしょう?

2011年01月26日 8時07分

続々・鉄道の見える部屋「品川プリンス」朝編。

「品川プリンスホテル」の24階からの撮影、朝編です。
※午前8時頃の撮影です。

朝なら窓ガラスの反射も少なかろうと思いきや
そんなことは無く、何と白いレースのカーテンがどこをどうしても
写りこんでしまうのです。
そんな訳で、やはり、写り込みの無い場所を散々探り
この1枚を撮影しました。ふうっ。

宿泊した部屋は、品川駅を望むサイドのほぼ真ん中で、
品川駅を挟んで反対側のビル群の間から上る朝日が意外と強く
正直言って、撮影するなら午後の時間帯の方が、
良かったんだろうと感じました。

また新幹線の走行のタイミングを計るのが思いの他難しく
なんだかんだと30分近くかかっての撮影でした。

品川プリンホテルの部屋で「撮り鉄」をするならば
というか、これは窓ガラスの開かない宿泊施設に共通の課題ですが
まずは「窓ガラスの反射対策」を用意するのが無難でしょう。
まあ、写真を撮らずとも、行き交う電車を見ているだけでも十分、
時間が過ぎて行きますが…。

何れにしろ、ここにお泊りになる場合は、
メインタワーの「20階以上の品川駅サイド」をお勧めします。

(参考)
楽天トラベルで検索したら“鉄”にとっての『絶景部屋』確約の
「2010鉄子と鉄っちゃんのトレインビュープラン」なる
プランもあるようです。

2011年01月25日 17時52分

続々・鉄道の見える部屋「品川プリンス」夜景編。

今年の1月13日(木)、東京出張が泊まりだったので
翌日の名古屋への戻りを考え、
品川駅前の「品川プリンスホテル」に草鞋を脱ぎました。
※今時、「草鞋を脱ぐ」なんて表現は
TBSのドラマ『水戸黄門』くらいしか出て来ない…。

で、メインタワーの24階、
それも品川駅を真下に望む部屋でしたので
チェックインして直ぐ、部屋の窓ガラス越しに一枚!

何が写っているかというと、
一番左に東京タワー。これは誰でも確認できますね。
真ん中の下方には、「田町電車区」改め「田町車両センター」。
と言っても、撮影した私にはその位置が分かりますが
この写真では殆ど確認できません。残念。
●肉眼では“幻想的”で綺麗だったんですが・・・。
右下に白い矢印を付けましたが、
その上に、横一列にうっすらと光の帯が見えると思いますが、
これが東海道新幹線です。

出張の時もカメラは持ち歩いているのですが
さすがに三脚を持っておらず、手持ち撮影の限界ゆえ
この写真で精一杯でした。(バルブ撮影だったら少しはまし?)
「撮り鉄」が目的の宿泊なら万全の準備が出来たのでしょうが
私の場合はこんな程度で、まあご愛嬌と言うことで。

余談ですが、ホテルの窓ガラスは室内のほんの少しの灯りでも
反射します。
それゆえ、部屋の電気を全て消し、カーテンをしっかり閉じた上で
窓ガラスとの間に入り込み、それでも少しは反射があるため
それが入らない位置を探り、やっと撮影できる方向を見つけました。
部屋の中とは言えその光景は、自分でも「怪しい」と思えてしまう宿泊客でした。

2011年01月25日 9時05分

「エコレールマーク」をご存知ですか?

「エコレールマーク」をご存知ですか?

写真は、『キリン』が販売している「アルカリイオンの水」の
6本セットの段ボール箱に印刷されているもので、
「同種商品群中・鉄道貨物輸送50%以上」
(陸上500km超)(数量×距離)の文字と
「エコレールマーク」が確認できます。

「エコレールマーク」については、
国土交通省のHPに詳しく出ていますのでそちらを
ご参照頂きたいのですが、
『地球環境に優しい鉄道貨物輸送を一定以上利用している
商品又は企業に対して、「エコレールマーク」の認定を行い、
マークの表示によって消費者に判断基準を提供する制度』と
あります。

認定商品となる基準は、
『500km以上の陸上貨物輸送のうち、30%以上鉄道を
利用している商品』となっており、
キリンのこの商品はその基準を超えて50%以上を
鉄道輸送している“証明”となっています。

このマーク誕生の発端は、
「京都議定書」の二酸化炭素排出量の削減にあり、
その手段としてトラックから鉄道貨物輸送への転換を促すいわゆる
“モーダルシフト”の推進にあります。

エコレールマーク商品は、平成22年11月時点で
120品あるとのことですが、
同種の商品があれば、「エコレールマーク」の付いた
商品を選ぶことも、「鉄」らしい“エコ”かな?などと
勝手に思っています。
●エコレールマークについては、商品だけではなく
 “エコレールマーク認定企業”というのもあります。

今回の商品の場合、箱にはマークの印刷されていますが
個別のペットボトルにはマークの印刷がありません。
他の認定商品も同様と思われ、それが少し残念です。

2011年01月24日 18時04分

冬の釧路に行こう!(12)「SL冬の湿原号」釧路川を渡る。

本当は雪が降っているのですが、よくわかりません。

平成22年2月19日(金)午後3時10分頃、
釧路駅到着直前の「SL冬の湿原号」を、
釧路川橋梁で捕まえました。
実はこの写真、ツアーの本来のスケジュールには無かったのですが
「太平洋石炭販売輸送」の知人貯炭場の撮影が順調に進み、
『ひょっとしたら間に合うかも?』ということで
急遽組まれたものです。
とはいうものの、大型観光バス1台を止められる駐車場の確保等
簡単に「それ行け!」とはなりません。
こういう時には、地元の強みが発揮されます。
「釧路臨港鉄道の会」のメンバーが各所に電話し、
近いところに駐車場も確保され、無事、この写真が取れました。

ところで昨年のツアーの「SL冬の湿原号」乗車はオプションで
どこかに「撮り鉄」に行くにも列車移動では限界があったので
私は往復とも列車に乗ったのですが、
今年は釧路発の往路は「撮り鉄」、標茶発の復路は「乗り鉄」と
確実に内容がバージョンアップしているようでした。
※HPの案内に、「三脚持参」を勧める記述があったりもします。

この『冬のSLと石炭のマチ・釧路』というツアー、昨年は早々と完売しましたので、
今年、今日の段階で余席があるかどうかはわかりませんが、
今年のツアー料金で、東京発6万3000円、
札幌発3万7500円をどう考えるかは
思案の為所です。
でも私は昨年、行って良かったと思っています。
「人との出会い」という意味でも、同じツアーに参加した方と
この1年間で2回(2人)も思わぬところで会っています。
1回目は、昨年5月24日からUPした「一畑電車」の中で。
もう1回は、同じく12月25日からUPした
「EF63の体験運転」時です。世間は狭い!
それだけでなく数々のご縁も頂きました。
3月10日にUPした「台湾鉄路と日本人」の
著者片倉佳史さんとの出会いもこの時の釧路でした。

「冬の北海道」「釧路」「釧路臨港鉄道の会」、
こうしたキーワードが、私の「鉄」分の中で
いつの間にか、かなりの部分を占めるようになりました。

今回の全12回の話しは、「鉄」ツアーの考察と
各地にあるであろう鉄道趣味の団体の活動の在り方という意味で
UPさせてもらいまいた。

冬の釧路に行こう!(完)

2011年01月24日 8時24分

冬の釧路に行こう!(11)乗り鉄で大自然を感じる。

北海道・釧路の大自然を代表する2つの動物。
丹頂鶴(上の写真)とエゾシカ(下の写真)です。
※エゾシカの写真は「トリミング」をしています。悪しからず。

写真は、釧路から標茶(12:24着)への往路ではなく、
標茶(13:52発)から釧路(15:10着)への
帰路の車内から撮影したものです。

丹頂鶴もエゾシカも「いるもんですねえ」としか
言いようがありませんが茅沼駅の近くで
進行方向(釧路に向かって)右側に見かけました。
この時、当然車内は大騒ぎ!
さすがに窓を開ける人はいませんでしたが、
一斉にカメラが窓外に向かっていました。

私は、たまたまその進行方向右側に座っていたので
撮影出来ましたが、撮り逃して悔しがっている乗客も
結構いました。(心のカメラで撮影かな?)
※この写真をUPして思うのは、やはり私は「旅鉄」?

釧網本線の「SL冬の湿原号」狙いの「撮り鉄」に方にとって
一大テーマが『丹頂鶴+SL』の組み合わせだそうです。
それを撮りたくてここに何度も足を運ぶ人が
地元だけではなく東京を始め全国にいるそうです。
このツアーで、地元の方の撮影された『丹頂鶴+SL』の写真を
見せて頂いたのですが、本当に美しい!と思いました。
それは私自身が計らずも「撮り鉄」にいよいよ参戦か!と、
心揺れる瞬間でした。

2011年01月23日 17時00分

冬の釧路に行こう!(10)乗り鉄の楽しみ。

私は「乗り鉄」と言う事で、「SL冬の湿原号」の
「乗り鉄」ならではの楽しみを少々。

平成22年2月21日(日)のこの列車は、
釧路駅のホームには10:40頃入線しました。

釧路発が11:09(今年も同じ時間ですね)だったので
停車時間が長く、『C11 207』の運転台に乗り込み
写真のような記念写真を撮ったりもしていました。
※逆サイドですが、気分は機関士!
※「撮り鉄」の方には絶対撮れない写真です。
★ウキウキ気分が顔に現れていてチト恥ずかしい。

多少の順番待ちはありますが、希望者全員がカメラに
収まっていたと思います。
※昨年の11月にUPした「SLニセコ号」ほどは
運転台に上がるお客さんはいませんでした。

この他、デッキ部分に立って
ヘッドマーク&ナンバープレート込みの記念写真もあります。
(本当にミーハーですね。小さな子供と変わらない…)

この他、同じホームの反対側に根室行きの「快速ノサップ号」が
いたのでその写真を撮ったり、
ホームには「釧路駅 湿原の鐘」があるので、
それを撞いて楽しんだりで、
出発時間まで結構忙しかったです。

こうして書いてみて「乗り鉄」=「旅鉄」とも言えるかなと
思います。さすれば私は典型的な「旅鉄」?

かくして「SL冬の湿原号」は11:09、
定刻に釧路駅を出発しました。

2011年01月23日 9時16分

冬の釧路に行こう!(9)SL冬の湿原号、出発!

今日の釧路の天候はどうだったのでしょうか?

そうっ、今年も今日から釧網本線の「SL冬の湿原号」の
運転が始まりました。
一人でも多くの方に乗ってほしいと切に願っています。

写真は2010年2月21日(日)10時34分頃、
「SL冬の湿原号」のJR北海道釧路運輸車両所出区を
捕らえたものです。
所謂本線上ではありませんが、晴れ渡る空の雪景色の中、
目一杯煙を出して走る姿に、思わず感動の涙が出そうになりました。
まあ、さすがに「涙」は筆が滑り過ぎですが、
私のその時の気持ちをお察し頂きお許し下さい。

ところでこの写真、朝一番に「釧路臨港鉄道の会」の方から
“出区”を撮りませんかと誘われ、
「車で案内しますので、列車には余裕で間に合います」とのこと。
お言葉に甘え、釧路駅の直ぐ西にある陸橋(広い歩道あり)に
向かいゲットしたものです。
想像以上の迫力に驚いたのを昨日のように覚えています。
※同じポジションからの写真は昨年の2月26日にもUPしています。
つまり、オプショナルツアーではないオプションでした。(多謝)

(情報)
この撮影ポイントは、手軽ということもあって人気があるようで
この日も確か5~6人の『撮り鉄』の方がいらっしゃいました。
私は、手持ちの撮影だったので、
C11を迎え撃つときに、陸橋の上を右に左に移動して撮影しました。

2011年01月22日 18時09分

冬の釧路に行こう!(8)釧路コールマインのナローの日常。

(写真は、2010「海底力モニター体験会」参加時に撮影)

私は、ツアーでここ「釧路コールマイン」を訪ねました。
昨年も書いていますが、まさにここのナローに触れられると
思ったのが参加の動機でした。

そして、道路からではなく、敷地内の至近の距離から
この写真の様な日常の風景を撮影できたことは大きな喜びで、
冬景色の中で、黙々と働く人の姿は、
私の心を捕らえて離しませんでした。
架線柱が貨車にかぶっていたりで写真の“出来”としては
写真中心の「鉄」の方からみれば今一歩なのでしょうが
この写真は「釧路コールマイン」訪問時に撮影した写真の中でも、
私のお気に入りの一枚です。
何より、『望遠』ではなく『標準』に近い画角での撮影が
より被写体を自然体で捕らえられたのでは思っています。

視点は少しずれるのかも知れませんが、
特にこの訪問時は、従業員の方もツアーが入るのをご存知で、
それも参加者が“写真”撮影することも承知されているわけで
『人』が写りこむ可能性がある場所での撮影条件として
是ほど“願ったり適ったり”の状況は
「そこここにあるものでは無い」と今も、つくづく感じています。

最近、写真撮影の際の留意点として『人』の写りこみの問題が
何かとクローズアップされています。
(人そのものを狙って写す時も往々にしてあるのですが…)
私も『体験運転』や『豊橋鉄道のビール電車&おでんしゃ』参加時等、
写真に写っている可能性がある『方』には
出来る限り声をかけて了解を取るようにしています。
※それが出来なかったときは、人が特定されない写真を使いように
配慮はしているつもりです。

『人』の写り込み(写しこみ)が何かと話題を呼ぶようになったのは
多分、平成に入ってからだと思いますが、
テレビの撮影も実は同じ悩みを抱えており、正直難しい課題です。

2011年01月22日 9時14分

冬の釧路に行こう!(7)バッテリーロコのバッテリー。

(写真は、2010「海底力モニター体験会」参加時に撮影)

上の『2010「海底力モニター体験会」参加時に撮影』の文字は
例えばここ「釧路コールマイン」や
昨年のブログでは全く触れませんでしたが
「JR北海道/釧路運輸車両所」(今回は後日UP)と言った
通常は立ち入り禁止の場所に、
『ツアー』として、特別な許可を得て入り、そこで撮影した写真を
ブログ等で使用する場合の約束事です。

これまでの“道路から撮影した写真”は、
この表記は本来、不要なのですが敬意を表して掲出しています。

さて、本題です。
ここ「釧路コールマイン」では独特の表情をしたELだけではなく
バッテリーロコも使っています。
ツアーでは、参加者用にEL同様、
バッテリーロコも特別運転で走らせてもらえましたが
その姿は本当に“可愛い”の一言。(頬ずりはしませんが…)

そして『走行』終了後は、バッテリーロコのその所以たる
「バッテリー」を大公開。(下の写真)
思ったより沢山のバッテリーを積んでいることで驚いたのですが
イメージは、『大きなバッテリーが何個か並んでいる』であり
そこそこの大きさのモノがズラッと並んでいるこのような光景は
予想外でした。
でも、考えてみれば「ドデン」としたバッテリーでは
保守もし難いでしょうね。
単に、走っているところを見るだけではなく
こうした「内部」まで観察するのは楽しいですね。

話しは脱線しますが、それこそ昭和の時代は、
こうした会社も、もっと大らかに「鉄」ちゃん受け入れてくれ、
『現場のおじさん』の「良いよ!」の一言で
OKだったのでは無かったかと思います。
勿論、黙って入るのは当時でも反則技でしたが…。
安全第一は当たり前として、私も時代の流れを受け入れています。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!