2011年01月16日 17時28分

「ZIGZAG(ジグザグ)駅」はワンダーランド(2)フラッグストップ。

今日は雪。午後3時頃一旦止む予報でしたが
結局降り続いています。
「撮り鉄」の方はさぞかし忙しい一日を過ごされたのでは
ないでしょうか。一方、私は冬眠です。

さてジグザグ駅のホームには
柄の付いた『緑色の円盤』が置かれています。
何のためにあるかと言えば、実は電車を止めるためのモノ。

鉄道の世界で「フラッグストップ」と言えば、
アメリカ等の国で、線路際に立って“旗”を振れば、
駅でなくても「列車が停車し乗車」出来ることで知られていますが
ここ「ジグザグ」は、駅であるにも係わらず、
駅に立っているだけでは電車は止まってくれません。
“旗”ならぬこの柄の付いた『緑色の円盤』を振り
電車の運転士がそれを確認できた時だけ、電車が止まります。

ではどうやって『円盤』を振るのかと言うと
駅に「STOPPNIG OF TRAINS」という看板があり、
そこに詳しく書かれていますが、要は、運転士に分かるように
一生懸命この“やけに重い”円盤を振れ!ということです。
※また、「夜」になれば「夜」の電車の止め方があります。

では、電車を降りる時は?ということですが
まず、シドニー・セントラル駅で「ジグザグ」までの
乗車券を購入した際、駅員さんから『一番後ろの車両に乗り
車掌さんに「ジグザグで下車」を伝えなさい』と言われ、
電車に乗車して直ぐに車掌さんに申し出ました。
すると車掌さんは「一番後ろのドア(だけ)を開けるので
そこから下車」と教えられました。

駅員さんの言葉は「リクエスト・ストップ」の注意点で
車掌さんの言葉は「短すぎるホーム」への注意でした。
ようするに、「ジグザグ駅」はまるで路線バスが如く
下車客がおらず、乗客がいなければ通り過ぎてしてしまう
「リクエスト(要望すれば)ストップ(止まる)」駅だったのです。
私が何もアクションを起こしていなければ…、
結果は「火を見るより明らか」ということです。

2011年01月16日 9時00分

マナカ券売機等、現在テスト中!

左側の写真は、名古屋市交通局の「マナカ」用の機械。
「マナカ 現地確認テスト実施中」の貼り紙には
昨夕、気付きました。

右側の写真は、名鉄の「マナカ」用の機械。
先日まで布で覆われていましたが、昨日の朝
それが取り払われ、電源が入っていることに気付きました。
珍しいのか、私以外にもこの機械を“撮影”している方がおられ
続いて私が撮影するのは一瞬躊躇われましたが
勇気を奮ってパチリとシャッターを押しました。

写真の機械は交通局・名鉄とも駅の改札内にあるもので、
何れも下車時の精算機の横に設置されているものです。、
よって「カードの残高不足」等への対応用「チャージ機」と
思われました。
※名鉄の方の機械がどうみても「チャージ機」と
見受けられたこともその理由です。

何れにしろ、交通局・名鉄の職員の方が
機械がちゃんと作動するかどうかのテストを
何度も繰り返しているのは間違い無さそうなのですが、
名鉄の方はカバーがあるわけでも、掲示があるわけでもなく、
一方で電源の入った無防備な姿をさらしており
知らない人が見たら、『「マナカ」はもう始まっった』と
勘違いしたとしても無理からぬ状況でした。

ところで今日この写真をUPしたのは、
自動券売機は交通局と名鉄で比較的似た印象があったのですが
この2つの「チャージ機」はどう見ても似ていません。
同じ条件の場所に置かれているにも係わらず・・・です。
それぞれがオリジナルデザインとしたとしか思えませんが
機能面での違いもあるのでしょうか?

2011年01月15日 17時30分

「ZIGZAG(ジグザグ)駅」はワンダーランド(1)短すぎるホーム。

「ジグザグレイルウェイ」を乗り終え、帰途につくことに。
ということで「ジグザグ駅」まで戻ってきました。

写真の左側に写っている「倉庫」みたいな建物は
「ジグザグレイルウェイ」の機関庫で、
右側が…、「えっ!線路しかない?」ということは無く、
写真中央の線路の右側に「何かあるの?」位にしか見えない所が
「ジグザグ駅」です。
車両1両分どころか半分もない無人駅です。
※手前の線路が「リスゴー」方面で、
 向こう側が「シドニー」方面となっています。

1月9日にUPしたこの駅の写真ですが、
実はホームの端から撮影しており、
改めてご覧頂ければ「短いホーム」を実感できます。
※この写真にもその「リスゴー」方面行きのホームも
 写ってはいるのですが確認できないくらい存在感無し!

まるで昭和40年代、関西本線にSLを撮影に行った時に下車した
「中在家信号所」(加太~柘植間、駅では無い)みたいでした。

(参考)
この駅の標高は998メートルで、JR駅の標高ベスト10なら
多分、十分に射程圏内ではないでしょうか?
シドニーからここまでの間、電車は右へ左へカーブの連続で
長大編成を誇る「インディアン・パシフィック号」や
貨物列車を空から見れば、地を這っていく大蛇のように
見えること間違い無しです。

2011年01月15日 8時07分

閑話休題、最近の名古屋土産。

鉄道と全く関係ない(こともない?)話しで恐縮ですが、
一昨日、東京出張の際、新幹線名古屋駅ホームのキヨスクで
写真の『名古屋土産』のお菓子を売っているのを見つけました。
さすがに行きがけに買うのは荷物になるため
昨日、名古屋駅で購入しました。

1)カルビー/じゃがりこ「手羽先味」(東海限定)
 ※金のシャチホコのデザインで、金色のパッケージが
  如何にも『名古屋』だがね!
2)あんこで食べるプリッツ「小倉トースト味」(東海限定)
3)KitKat「みそ風味」(東海北陸限定)
何れも劣らぬ“This is”「名古屋」です。
※値段はそれぞれ840円です。

他にも同じ様な“限定”商品が幾つか並んでいましたが
この商品、私はコンビニで見かけた記憶が無いのですが
色々な所で売っているのでしょうか?
何となく「セントレア」ならありそうですが…。

参考までに「みそ風味」のキットカットを食べた中京テレビの
女性スタッフの感想は「口に入れた時はカフェオレ、
鼻に抜ける香りは“みそ”、
1本食べるとやっぱり“みそ”」でした。
皆さんもお試しあれ。

最近、こうした定番お菓子の「地域限定」版は、
主にお土産用として全国で見かけますが
さすがにこれだけ“濃い”商品が並ぶと気恥ずかしくなります。
でも持っていけば確実に相手の方と話しが弾みそうですね。(笑)

11月22日に『N700系キットカット』の話しを
UPしましたが、JR東海限定のキットカットなら
“みそ風味”のキットカットが入っていても
面白いのではと思った次第です。
あっ、やはり駄目です。取り消します。
“きっと”叶う「のぞみ」に『みそ』を付けてはいけませんね。
お後がよろしいようで…。

2011年01月14日 18時01分

『manaca(マナカ)』カウントダウンボード登場。

たまにはいつもと違う場所に行ってみるものですね。
などと言うほどの大層な事ではなく
今朝、東京出張の帰りに「名古屋駅」から「本山」乗換えで
「八事日赤駅」まで地下鉄に乗ったのですが、
その名古屋駅で『manaca(マナカ)』のカウントダウンボードを
見つけました。(「名古屋駅」だけ?そもそもいつからある?)

あと“28日”とあり、考えてみれば1か月を切ったんですね。
(「考えるまでもないでしょう」という突っ込みありがとうございます)
それにしても早いものです、
まあ、これ一つとっても名古屋市交通局の力の入れようが
伺い知れる訳ですが、乗車システムを根本から変える
今回の『manaca(マナカ)』導入ですから、
周知広報の必要性の視点からは当然と言えば当然で、
「OOまでやったら合格」という線引きは出来ませんし
それゆえこのボードは、取り組みの一つとして、
評価できると思います。

また、東山線の車内でも、
『「記名式マナカ」を予約購入すると抽選で2000名様に
500ポイント』プレゼント企画についてのアナウンスがあり
“いよいよ”という実感が湧いて来ました。

さて、私は今、予約購入をするかどうか迷っています。
何故なら、私は定期券ではなく「ユリカ」で通勤しており
それを使い切るまでは“必要で無い”とも言え、
多分、2月中には購入することにはなるにしても
使わないカードを持つのも…。
ここまで書いていたら「好きにしたら」の天の声が
聞こえてきました。今日はここまで。失礼します。

2011年01月14日 9時05分

ZIGZAG RAILWAY(11)保線用車両。

線路保守用車両は、トヨタのトラックの改造車でした。
(こういう車両は「軌陸車」という呼び方だったかな?)
車種はトヨタ・ダイナ。ヘッドライトが角型の4灯であることから
5代目ダイナで、1980年代の後半から90年代前半の
製造と思われます。(「Wikipedia」を参考にしています)

車としてのナンバープレートがついていることから、
軌道専用ではなく道路も走ることが出来ますが
実際に道路を走っているかどうかは不明です。

この車、私の乗車した「クラレンス」発の列車の
「ボトムポインツ」到着後、
乗客が機関庫の見学に向けて歩いていたら、
徐(おもむろ)に機関庫の側線から動き出し、
我々を少々驚かせました。
それにしても、どういう必然性があって出発したかまでは
分かりませんでした。
(この後も一往復半、列車は走るわけですし…)

こういう保線用車両が動いている姿は、日本の本線なら大抵は、
深夜であり、日中にお目にかかるのは「ドクターイエロー」位?
それにしても前輪がとても可愛いですね。

日本の同様の車両ってどんなだったっけ?とは思ったものの
殆ど記憶の蚊帳の外。
というか、このブログをやっていなければ興味の対象外で
あったでしょう。(写真は撮ったでしょうが…)

2011年01月13日 18時03分

ZIGZAG RAILWAY(10)クラレンス駅にて。

ジグザグレイルウェイの起点(終点?)、
クラレンス駅での記念写真です。
私と一緒に写ってくれたのはこの日の運転担当、
「Roger Bilett(ロジャー・ビレット)」さんでした。
この方、子供連れの観光客にも大人気で、
居合わせた人たちと一緒にちょっとした撮影大会となっていました。

この駅には駐車場もあり、また駅にはお土産屋さんや
コーヒーショップもあって、どう見てもこちらが起点。
実際、前にも書きましたが「ボトムポインツ(ジグザグ)」駅を
出発点にした乗客は『私だけ』でした。

ところでここのお土産屋さんですが、
「ジグザグレイルウェイ」グッズもさることながら
「機関車トーマス」グッズも充実していました。
10~15分は直ぐに過ぎますので行かれる方は
その心づもりで…。

●今回の「ZIGZAG RAILWAY」に関する私のブログの情報は、
公式HP並びにお土産屋さんで販売していた書籍である
「The Lithgow Zig Zag」を参照しています。

2011年01月13日 9時00分

ZIGZAG RAILWAY(9)絶景かな絶景かな。

ジグザグレイルウェイの“『超』絶景ポイント”です。
これだけ雄大(広大?)な美しいポイントは
滅多にあるものではありません。
特に人家が全く見えない、大自然の真っ只中というのが
如何にもオーストラリアです。
ジグザグレイルウェイの列車もここで10分近く停車し、
絶景を楽しみます。

左手の線路が「ジグザグレイルウェイ」(狭軌)の線路で、
その右下、森に隠れて分かりにくいかもしれませんが
それが「大陸横断鉄道(ブルーマウンテンズ線)」(標準軌)の
線路です。

「大陸横断鉄道」は、文字通りオーストラリア大陸を横断する
かの有名な「インディアン・パシフィック号」や、
長大な貨物列車が“頻繁”に走る
オーストラリアでも超一級の幹線で、
旅客列車こそ、最初に書いた通り2時間に1本ですが
間違いなく『物流』の大動脈です。
※ある種、アメリカの大陸横断鉄道と同様かも?

ジグザグレイルウェイの路線(旧本線と言っても良いかな)は、
この写真の位置からずーっと奥の方に徐々に下って行き、
「トップポインツ」のスイッチバックで折り返し
丁度、真ん中の線路を手前に下り、
「ボトムポインツ」に向かいます。
で、廃線となる前の線路は、「ボトムポインツ」(ZIGZAG駅)で
もう一度スイッチバック(折り返し)し、
右下の線路を丁度、山が切れる向こう側に
進む構造となっていたようです。
トンネルでこのスイッチバックを『解消』したのも
この風景を見ていると納得でした。

で、ここにいる間に、下の線路を貨物列車でも通らないかと
期待したのですが、残念ながらの結果でした。

2011年01月12日 18時00分

ZIGZAG RAILWAY(8)メカニカルな構図は美しい!

オーストラリアでは今、異常気象により、
クイーンズランド州が大雨による大洪水となっており
犠牲者も多数出ています。

ですが、このブログでは引き続き「ジグザグ」の話しを…。

写真は「トップポインツ」の信号所から伸びる
“ワイヤー”と“ロッド”です。
この構図を『美しい』などと思うのは相当な偏屈?
でも無いですよね・・・。

改めて言えば、上の写真の“ワイヤー”は「腕木式信号機」の
まさしく「信号」の部分を動かすために、信号所のレバーと
信号機を繋ぐもの。
一方、下の写真の“ロッド”はポイントを動かすために、
やはり信号所のレバーと切り替わるポイントの先端部分を繋ぎ、
ポイントそのものを動かすもの。
※多分、ポイントを動かすほうが力が要るはず。

今回、そう言えば若い世代の「鉄」の方は、
実物をあまり見たことが無いのでは思い、
急遽入れることにしました。
私のような昭和世代でも、かっては見慣れたものでも
今や日本で見かけることは殆ど無く、オーストラリアの地で
出会えたこと、そして信号機にいたっては
自分で動かすことが出来て感激でした。
ただ、どの信号機の腕木が動いたかまでは分かっていないのが
少々悔しいです…。

さて“ワイヤー”の写真が、実にしっくり来るとは思いませんか?
その感覚は、多分、レールの“間隔”からくるものです。

ここジグザグレイルウェイの軌間は1067ミリ(狭軌)。
日本と同じです。
オーストラリアの狭軌は、北東部と南西部で今も現役ですが、
ここシドニー周辺は最初から標準軌だったはず?
もともとこの区間は標準軌で開業したのですが
“保存(観光)”鉄道として復活させる際に狭軌としたそうです。
その理由は私には調べきれませんでしたが…。
このため、この鉄道では狭軌の車両を保存・活用しており
その出所は、北東部で活躍した車両が多いとのことでした。

つまり、大洪水の被害が出ている地域で活躍した車両たちです。

2011年01月12日 8時04分

桜通線新瑞橋駅の「接近表示器」が試験運用?

昨日の夕刻、家路を急ぐ私の目に思わぬものが
飛び込んできました。
「いつかこの日が来る」ことは分かっていましたが…。

等と仰々しい書き出しになりましたが、
設置だけされ、以後、何とも変化がなかった
桜通線の新しい「接近表示器」。
ついに電源が入り、そしてそこには「徳重」の文字が…。

去年の11月24日、「接近表示器」の話しをUPしましたが、
もう随分待った気がします。
写真は、桜通線新瑞橋駅のモノで上が「野並」方面、
下が「中村区役所」方面です。
まあ、名城線ホームで見慣れている表示器と同じではありますが、
これも桜通線で見るともなればそれはまた別の話し。
とは言っても、写真の表示が点いたり消えたりしていただけで
他の表示は全くありませんでした。

もう一回書きます。「徳重」の文字が…。

ところで昨日から地下鉄各駅では
「マナカmanaca早わかりガイド」の配布が始まりましたが
このガイド、八事日赤駅では夕方、私が帰宅する頃には
一部も残っていませんでした。
利用客の関心の高さを感じます。

と、ここまで書いて「名古屋市営地下鉄」と一言も
書いていないことに気付きましたがOKですよね?



ADVERTISEMENT

電子書籍「稲見駅長の鉄道だよ人生は!!」
稲見駅長の鉄道だよ人生は!! ―各駅停写の旅―

カレンダー

2011年1月
« 12月   2月 »
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!