2011年02月07日 18時58分

今年の「おでんしゃ」の“おでん”。

平成19年に始まり、今年で4年目を迎えた豊橋鉄道の「おでんしゃ」、
相変わらずの人気で、今年度は2月19日(土)までと
運転期間が拡大しています。

ところで私が知り合いに『「おでんしゃ」に乗ってきたよ』と、
話すと良く聞かれるのは、『どんな料理が出るの?』です。

それで、肝心の料理の写真をUPすることにしました。
上段の写真が今年度の料理で、下段の写真は昨年度の料理です。

“おでん”は、玉子・大根・こんにゃく・さつま揚・魚河岸揚・
焼竹輪・結昆布の7種で、ラインナップは同じです。
今年初参加(初乗車)の方からは、『僭越ながら』としながらも
「美味しいので“ビックリ”したと」いう声も聞こえたほどで
そうでなければリピーターはつかないので、
“その通り”の味と思って頂いても良いでしょう。

一方、「おでん」の隣の『おつまみ弁当』は、
毎年、中身を変えているそうで、
昨夏のビール電車の時に、豊橋鉄道の方から、
「工夫の一つです」と聞きました。

楽しさは変わらない「おでんしゃ」だけど、
実は少しずつ変わっているのです。
それも私が「頑張れ!豊橋鉄道」と言いたくなる理由の一つです。

2011年02月07日 8時00分

登録商標「おでんしゃ」。

今回、この「おでんしゃ」で新しい発見が!
等と偉そうに言えないのは
それを見つけたのが「名古屋レール・アーカイブス」会員の
Yさんだから…。
悔しいのは、それが本来の私の会社での仕事の一つだから…。
※『鉄道』は私の本職ではありません…。(笑)

電車の“おでこ”に「走る屋台 おでんしゃ」の文字があるのですが
その右下隅に、○に囲まれた「R」の文字が!
※白い矢印の先にあります。小さくて見つけにくいかも?

ここからは少し難しい話しを…。

これは「おでんしゃ」という名前が、
特許庁に「商標」として登録されており
「豊橋鉄道」以外の会社等が自由に使えないということ。
○に囲まれた「R」の文字は、「registered trademark」の略で
その表記をすることで「商標を登録しています」ということを
対外的に分かるようにしているものです。

調べてみました。
平成20年12月10日に出願され
平成21年7月17日に登録。
平成31年7月17日まで対外的な権利が存続します。

なお、権利として認められているのは「飲食物の提供」と
「宴会・会食のための施設の提供」で、
つまり『飲食物』は「おでんなどの食べ物」や「ビールなどの飲み物」、
『施設』は“3203号”ということになりますでしょうか…。

参考までに「おでんしゃ」という名前の『お酒』を
豊橋鉄道以外の会社が作ったとしても、
商標法上でそれを止める権利は豊橋鉄道にはありません。



ADVERTISEMENT

電子書籍「稲見駅長の鉄道だよ人生は!!」
稲見駅長の鉄道だよ人生は!! ―各駅停写の旅―

カレンダー

2011年2月
« 1月   3月 »
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728  

プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!