2011年02月08日 8時00分

今回の「ビール電車」で撮影した、豊橋鉄道「運動公園前」の
停留所名の書かれた電停標識に付いていた『銘板』です。
付いていたとは言え、停留所名が書いてある大きな行灯部分の土台の
コンクリート部分に嵌め込まれ、
しかも“足元”の高さにあるので
細部まで探求していないと見つけられないかもしれません。
もっとも、これは私は発見したのではなく、
他の参加者が気付き、教えてくれたものです。(多謝)
風雨のせいで文字の判別が難しくなっているので全文を一挙掲載。
(そんな大袈裟なモノではない・・・)
上から
「1982.7」
「運動公園前ー伊原」
「延長652メートル」
「施主 豊橋鉄道(株)」
「施工 豊鉄施設工業(株)」
となっています。
車両で言えば「製造銘板」みたいなものでしょうが、
路面電車にしろ一般の鉄道にしろ、私は他に同様のモノを
見た記憶がありません。
どこかの鉄道でこうしたものを人知れず(?)なのでしょうが
目を凝らせば見つけられる場所に設置している事例を
ご存知の方は是非お教え下さい。
ところで施工した「豊鉄施設工業」は豊橋鉄道の関連会社ですが
今はこの社名は無く昭和61年に、「豊鉄建設(株)」に
商号変更しています。
「運動公園前」への延長が昭和57年でしたので、
しばらくしてから社名が変わったことがこの銘板から見て取れます。
鉄道施設のちょっとした事にも目を向けていると
思わぬ鉄道会社及び関連会社の歴史を発見したりで面白いですね。