2011年02月09日 18時20分

立山黒部アルペンルート(6)関電トロリー「黒部ダム駅」

昨年の6月14日、このブログでも
この「関電トロリー」をUPしていますが、
その時は、平成6年当時の話しはUPしていないので
2度目の登場をお許し下さい。

「立山黒部アルペンルート」もしくは「黒部ダム」の公式HPの
車両写真と見比べていただければ良いのですが
この車両、実は今は走っていない旧車両200型です。
如何にも昭和を感じさせるデザインは、
まるで『ブリキおもちゃ』の様な愛らしさです。
(そう思うのは、私だけ?)
ところで先回UPした300型は、
200型から車体デザインの変更だけではなく、
VVVFインバータ制御方式など当時の最新技術が取り入れられています。

「黒部ダム」~「扇沢」間、6.1キロを16分で結ぶこのトロリー、
私が生まれて初めて乗ったトロリーではなく、
以前、ヨーロッパで乗ってはいるのですが、
それが日本で初めてとなればやはり感慨はありました。

乗ってみての感想は、正直、覚えていません。
乗客が多かったのと、同行者もいて落ち着いて『堪能』できるような
状況ではなかったかと思います。
※「ディーゼルエンジンのバスと形は同じでも
走行音の静けさには驚かされました」と
想像で書くのは簡単ですが、やはりここは正直に…。

「黒部ダム」公式HP内のコンテンツ「日本唯一のトロリーバス」は、
私のようなメカ初心者には分かりやすい内容と思います。
お勧めです。

2011年02月09日 9時08分

立山黒部アルペンルート(5)黒部ケーブル「黒部湖駅」

全線で0.8キロ、駅間標高差373メートル、
最大勾配31度の黒部ケーブル「黒部湖駅」です。
起点から乗車して、下っていく感覚はちょっと不思議な感じです。

「黒部平駅」発13:00のケーブルは、
何もない(当たり前ですが)コンクリートの筒の中を
ひたすら「黒部湖駅」目指し「黒部湖駅」には13:05到着。

そう言えば思い出したことが一つ。
乗客の方達が、このケーブルの中だけはあまり会話を
されていませんでした。
分かるような気もしますが何故だったんでしょう?
ところでこの話し、覚えていてもしょうがないことを時々思い出す
“年配者”の習性でしょうか?

俗に言われている“「地下鉄」のようなケーブルカー”という表現が
ピッタリ過ぎて『恐れ入谷の鬼子母神』(おそれいりやのきしもじん)と
思わず若い人には辞書を引いても理解不能な言葉が
思わず頭に浮かんでしまいました。

そんなことはどうでも良くて、
間違いなく『絶景』の真っ只中を走るケーブルが
全線地下はあまりにも勿体無いのですが
“自然保護”“雪害防止”の観点からの選択なので致し方ないですね。
せめて珍しい「地下ケーブルカー」ということだけを
ひたすら楽しみましょう。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!