2011年02月09日 9時08分

全線で0.8キロ、駅間標高差373メートル、
最大勾配31度の黒部ケーブル「黒部湖駅」です。
起点から乗車して、下っていく感覚はちょっと不思議な感じです。
「黒部平駅」発13:00のケーブルは、
何もない(当たり前ですが)コンクリートの筒の中を
ひたすら「黒部湖駅」目指し「黒部湖駅」には13:05到着。
そう言えば思い出したことが一つ。
乗客の方達が、このケーブルの中だけはあまり会話を
されていませんでした。
分かるような気もしますが何故だったんでしょう?
ところでこの話し、覚えていてもしょうがないことを時々思い出す
“年配者”の習性でしょうか?
俗に言われている“「地下鉄」のようなケーブルカー”という表現が
ピッタリ過ぎて『恐れ入谷の鬼子母神』(おそれいりやのきしもじん)と
思わず若い人には辞書を引いても理解不能な言葉が
思わず頭に浮かんでしまいました。
そんなことはどうでも良くて、
間違いなく『絶景』の真っ只中を走るケーブルが
全線地下はあまりにも勿体無いのですが
“自然保護”“雪害防止”の観点からの選択なので致し方ないですね。
せめて珍しい「地下ケーブルカー」ということだけを
ひたすら楽しみましょう。