2011年02月14日 8時01分

雪の近鉄「宇治山田駅」です。
「賢島」の帰りに少し時間が出来たので、
同行者の「またかよ」という冷たい視線を横目に途中下車。
写真を10枚ほど撮影しました。
この駅舎は平成13年11月20日、国の登録有形文化財(建造物)に
指定されており
正式な登録名称は「近鉄宇治山田駅本屋」です。
昭和6年と言いますから今から80年ほど前に
参宮急行電が開業した駅で、
文化庁の解説の全文を引用しますが
『参宮急行電鉄の終着駅として建設。
高架線ホームに対応した間口約120mほどの3階建ビルの南西端に
5階建塔屋を建ちあげる。
外観はクリーム色のタイル,テラコッタやスペイン瓦により
スパニッシュ様式で仕上げる。
設計はもと鉄道省建築課長の久野節。』とあり、
主に、外観について触れられていますが
私・個人的には内装の照明などのインテリアに心が動きました。
とはいうものの、この駅の“価値”に以前から注目していたかと言えば
そんなことは無く、恥ずかしながら10年前の「文化財」登録後です。
それまでも時代がかった“雰囲気”のある駅とは
思っていましたが、今回のように駅舎内も含めて
何枚も写真を撮影したのは“お初”でした。
「まあ、そんなところでしょう」ということでお許しを。