2011年02月16日 18時01分

三岐鉄道北勢線のこと(3)日本唯一の踏切。

こちらもかの有名な“3種類の軌間”を一度に楽しめる踏切です。

参考までに、三岐鉄道の踏切名は「西桑名第2号」で、
JRと近鉄の踏切には「益生第4号」の標識が出ていました。

同一名でないのは新鮮な発見でしたが、
考えてみれば名鉄「神宮前駅」の直ぐ隣にある踏切名も
名鉄とJRで異なっており、当たり前なのかも知れません。

ところでこの踏切の利用者は思ったより多く、
隣の「三崎跨線橋」の歩道よりもはるかに利用されていました。
ちょっと発見でした。

さて踏切を渡った際、私はまずは762ミリを一跨ぎし、
それから1067ミリを一跨ぎ。
最後に1435ミリは、走り幅跳び寸前の格好で跨ぎました。
※恥ずかしいので勿論、他の利用者がいないことは確認済みです。

もしも私が、この踏切の“味わい方”を聞かれれば、
絶対にこの方法をお勧めします。
普通に歩くよりは“軌間の違い”を実感できるはずです。
そして肝心なのは、狭い方から広い方に向かって行く事です。
それがより特殊狭軌の狭さを実感できるのではと思ったからです。
などと言うのは冗談で、
広い方からでも狭い方からでも結果は同じことですが、
たまたま北勢線の踏切からスタートしただけの話しです。
悪しからず。

●余談ですが、軌道幅が順番に並んでいるのもここの良さですね。

2011年02月16日 8時46分

三岐鉄道北勢線のこと(2)3つのレール幅。

昨年のレギュラー番組「芸能界鉄道研究会 鉄研」ではなく、
一昨年の3月29日に放送した「芸能界鉄道研究会 鉄研 オフ会」
(DVDでは、「完全版」)の中で、
特殊狭軌の話題を放送しており、
その中で紹介している『三崎跨線橋』から見た風景です。

左から「近鉄名古屋線」(標準軌/1435ミリ)
「JR関西本線」(狭軌/1067ミリ)
「三岐鉄道北勢線」(特殊狭軌/762ミリ)の3つの軌間が並んで
見えます。
※時間の都合で、北勢線の車両を写すことが出来ませんでした。

やはり、今回はまずもってここに行かねば全ては始まらないと考え、
電車に乗る前に直行しました。
この橋の上に立ったのも、まして撮影したのも初めてですが、
「鉄道写真」を撮影する場所と言うよりは、
「記録写真」を残す場所と言うのが私の感想です。

ただ、「電車を見る」ということで言えば、
かの有名な『向野(こうや)跨線橋』にも匹敵するのではないかと言えば、
まあ多少言い過ぎではありますが、
なかなか楽しい場所ではありました。
※『向野跨線橋』は“オフ会”で収録をした場所ですね。

私事ですが、私はこうした「鉄」の名所にあまり出向いたことが
ありません。
「乗り鉄」だからとか「撮り鉄」だからとかいうジャンルの問題ではなく、
単なる嗜好の問題なのでしょうが、
出かけてみると意外と面白いと言うことも多く、
最近は時間が許せば足を運んだりもしています。
実は『向野跨線橋』も、番組の収録が初訪問で、知り合いの方から「信じられない」を連発されました。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!