2011年02月22日 8時09分

さて、ここからの掲載写真は所謂『写真』ではなく、
家庭用ビデオからの抜き(静止画)で、まずは山の絶壁を列車が走り、
橋を渡っていく素晴らしい風景です。
今回の旅は家族旅行で、しかもまだ子供たちが小さかった事もあり、
お父さん(私)はご多分に漏れず、ビデオを回しっぱなしで、
鉄道の写った写真は殆どありません。
でもビデオですとカメラをあちこち振っているので、
家族の写っていない瞬間もこうしてあるのです。
「ケアンズ駅」の写真が無いのも、
実は終点の「キュランダ駅」の写真が無いのも、全てそれが理由です。
そんな個人的なしょうもない話しはさておき、
「キュランダ高原列車」の車内では、平成14年当時でも、
乗客にこの「鉄道」の歴史を記したパンフレット(勿論、日本語です)が
配られていました。
今回、このブログもその冊子を参考資料として使用していますが、
そのタイトルが
「ケアンズ―クランダ鉄道 1882-1891 開拓工事の歴史」となっており、
“キュランダ”が“クランダ”なのはご愛嬌として、
わざわざその建設の歴史の冊子を配布するほどの工事であったことは
間違いないようです。
また、冊子のタイトル中に『1882-1891』とあるように、
33キロの建設に10年の歳月がかかっており、15のトンネル、
93のカーブ、そして(難工事であったことが容易に想像できる)
写真のような橋梁が多数あったと書いてありました。