2011年03月11日 9時00分

JR東海「リニア・鉄道館」(7)車掌シミュレータ。

“扉の開閉”や“車内アナウンス”が出来るのは、
既にご存知の方も多いと思いますが、「リニア・鉄道館」で
子供達の一番人気になりそうな『313系車掌シミュレータ』の話しです。

こちらも3段階のコースがあり、右のディスプレイ画面の文字が、
車内アナウンス用のコメントで、それに読めば一通りのアナウンスができます。
一方、左側にあるリングで閉じてある“紙”には、
体験時に選択したコースによる各駅の発時刻、着時刻が
15秒単位で書かれており、
ディスプレイに表示された時計と照らし合わせて乗降用ドアの開閉を
行うことになります。

そして、秒単位のダイヤ通りに扉の開閉が出来ると得点が高くなるように
設定されているのですが…。
扉を開けるのは、時計を睨みながら「ヨーイッ、ドン!」で
操作できるのですが、閉める方は『発車ベル』を鳴らす必要があるため、
その時間を予め考えておく必要があります。

それはともかく。私は、開館してからだと、大の大人1人で
これにチャレンジする勇気が持てなかったので体験したのですが、
思いの他『大人でも面白い』と言うのが実感で、子供達に占領させるのは
勿体ない!と感じました。

“ありそうで無かった”車掌シミュレータは、
『鉄道の仕事』を知るには優れたツールであり、
それも楽しみながら出来るのがポイントです。
大人の方も勇気を奮って挑戦してください。

●車掌シミュレータでは、「乗務員室」後部の窓にも
ディスプレイがはめ込まれ、やはりCGではありますが、
景色がドンドン後ろに遠ざかっていきます。
そんなところも芸が細かくてGOODです。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!