2011年03月16日 18時00分

今日の「リニア・鉄道館」。

今、何をしていても気分が鬱々としてしまいます。

本来ならこの3月は、久しぶりに「鉄道界」に明るい話題が目白押しでした。

●3月5日「はやぶさ」デビュー
●3月12日「九州新幹線」開通
●3月14日「リニア・鉄道館」オープン
●3月27日「名古屋市営地下鉄桜通線」開業
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それが今までの常識及び予想を大きく超える大震災の影響で、
「はやぶさ」が再び運転される日がいつ来るのかは
予想することすら出来ません。
まして、それ以下の開業イベントが中止されたのは止むを得ないことでしょう。

今回の写真は、今日「リニア・鉄道館」に出かけた知人が送ってくれました。
『何もこんな時に行かなくても・・・』という声も聞こえそうですが、
私自身、開館した「リニア・鉄道館」の入館者の動向が
とても気になっていました。
何せ14日の開館日も、テレビで報道されることは無く、
新聞もその扱いは小さく、徹夜組がいたことは予想はしていたものの
約3400人の入館者数は、もしも大地震が無かったらどうだったのでしょう?

今日は、皆様への報告と言うことで更新しました。

2011年03月16日 0時00分

平成23年東北地方太平洋沖・中越地震(2)。

先ほど22時31分頃、静岡県富士宮市で震度6強の地震がありました。

名古屋は震度3で、家でその揺れを感じましたが、
日本の大動脈・東海道新幹線が今、ストップしており、
地震による交通機関への影響が、東日本から東海地方まで
広がっていかないことを切に願います。

ところで東北地方の鉄道の状況ですが、JR東日本の多数の路線で
全線運休もしくは区間運休となっています。
やはり影響が大きいのは東北本線で、旅客もさることながら
貨物輸送のストップは、物流の大動脈だけにいち早い復旧を望みます。

名古屋では報道されていないのですが、
北海道新聞のHPや、JRの貨物のHPによれば
実は本州~北海道の物流が殆ど止まっており、今後が心配されています。
どういうことかと言いますと、鉄道貨物輸送に関して言えば
東北本線だけではなく、現在、西日本からの貨物のルートは、
まだ羽越線経由で秋田までしか動いておらす
奥羽本線の秋田~青森間は、電車は動いていますが
貨物はまだ動いていません。
海峡線も同様にまだ貨物を動かすには至っていません。

一方、船便については、青森~函館のフェリーこそ動いているものの
本州側の高速道路が使えないため物流の主力ルートとはなりえないようです。
また、太平洋側の本州~北海道のフェリーが運休しているため
日本海を運航するフェリーにトラック等が集中しているようですが
捌ききれないようです。

私自身、ひょっとしたらと思い調べてみたのですが、
今のところ、平穏そうな名古屋にいても、
東北のみならず地震災害の全国への影響に目を向けておく
必要を感じています。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!