2011年03月05日 9時07分

駅で見かける意外なモノ(2)新瑞橋駅。

写真は自転車です。

ただ置いてあるところに意外性があります。
撮影したのは、名古屋市営地下鉄「新瑞橋駅」の駅長室の入り口です。
(自転車の“かご”の「地下鉄業務用」の文字に注目!)

実は、もう何年か前になりますが、ここ「新瑞橋駅」の構内で
自転車に乗っている駅員さんを見かけたことがあり、
広い(長い?)駅だけに、「自転車を使うこともあるんだ」とは思ったものの
それ以降、あまり気に留めていませんでした。

ご存知の方も多いかと思いますが、
名古屋市では主な地下鉄駅の駅長室で「住民票」などの申請・受取りができ、
今回、私も「住民票」の件で「新瑞橋駅」の駅長室に行き、
この自転車を見つけ、思わず「ブログにUPしよう」と思った次第です。

鉄道会社の車庫や工場で、自転車を使っている話しは
以前にも聞いたことがありますが、「駅」は珍しいのでは?
これは「新瑞橋駅」の構造の問題もあると思われますが、
桜通線のホームは南北方向で、その南端が名城線と繋がっています。
一方名城線は東西方向にホームがあり、その西端で桜通線と繋がります。
つまり、桜通線の北端にある「駅長室」から名城線の東端にある改札までは、
結構な距離があるということをお分かり頂けると思います。
そのため、自転車の利用も納得のいく話しです。

ただ、どういう時にこの自転車を使っているかまでは分かりませんが、
一応『鉄道に関係する話題』ということで今回はお許し下さい。

2011年03月04日 18時07分

駅で見かける意外なモノ(1)名古屋駅。

最近、駅で意外なモノを見つけて驚くことがあります。

例えば左の写真です。
DHCのサプリメント(健康食品)の自動販売機です。
置いてある場所は、名古屋市営地下鉄「名古屋駅」の
「東山線」改札口の近くです。

地下鉄駅には「飲料」の自動販売機を見かけることは特別なことではなく、
私も時折利用していますが、
流石にサプリメントの自動販売機のある「駅」は、
名古屋市内では(東海エリアでは?)ここだけではないでしょうか?

それでも自動販売機は“成程”と言うレベルですが、
右側の「インクジェットプリンタ」の『インクカートリッジ』の
回収ボックスは少々驚きでした。

場所は、「あおなみ線」の「名古屋駅」で、
エスカレーターに一旦乗ったものの、気になって階段を降り、
この写真を撮りました。
(他のお客さんに見られていたら恥ずかしかったがセーフでした)
家電量販店やホームセンターではいつも見かけており、
私も使用済みカートリッジがたまって来ると、
出かけたついでに回収ボックスへ投入していますが、
回収効率を上げるために“駅”に設置するというのは、手軽さという意味で
鉄道事業者がOKなら、ナイスアイデアと思いました。

進化する「駅」という言い方は、今回はちょっと種類が違うかな?
とは思うものの、「鉄道」側と「メーカー」側の両方の利益になり、
乗客にとっても便利であれば、まだまだ新しい「モノ」の登場の余地は
ありそうですね。

因みに、サプリメントの自販機を利用している人は、
あまりに短時間だったため見かけませんでしたが、
インクカートリッジの回収ボックスには、結構「回収品」が入っていました。

2011年03月04日 8時29分

名鉄時刻表No.25発売中。

名古屋鉄道が今月26日(土)にダイヤ改正します。
主要駅では「名鉄時刻表No.25」も発売されていますし、様々なメディアでの報道があったり、
名鉄のHPでも掲出されていますので詳しい情報はさておき、
この「時刻表」からの話しを少し・・・。

私が見た限りでの話しですが、名鉄で一番長い時間を走る電車は、
平日の本線・伊奈発6:07の『853レ』で、
途中、鳴海から神宮前まで急行となるものの
終着の名鉄岐阜着9:19で、何と3時間12分もかかります。

途中駅での優等列車の退避があまりにも多いためこうなるのですが、
とても普通列車で移動しようという気は起きません。
もっとも名鉄サイドも長距離の乗客は、
優等列車への乗り継ぎを前提にしていますし、
乗客も分かっているのでそれでトラブルになることはないのでしょう。

ところで…。何でこんなことを書いているのかというと
先週の「ZIP-FM」特番打ち合わせ(?)の際に、
「昭和50年代の話しだけど、北海道から出てきた人が、東京の京王線で
「新宿」から「高幡不動」(だったと思う)まで、
“各駅停車”で来てビックリした。」という話しが出ていました。
何故?その人は北海道では当時「普通列車(各駅停車)」を除く全列車で
特別料金が必要なため、東京でも同様だと思っていたとのこと。
(多分、実話?)
その話しを聞いた時、当時なら私はありえない話しでは無いと思い
さすればということで今回、長時間運転列車を探してみました。

もう一つ。「名鉄時刻表」を購入された方は『広告』にも注目して下さい。
12ページには中京テレビの「ゴリ夢中」があり、
185ページには東海ラジオの「源石和輝モルゲン!!」があります。
「モルゲン!!」は、源石アナ自らがデザインしており、
全広告の中で、唯一「鉄」っぽいモノになっています。
(「ぽい」というより「そのもの」。絶対に“普通”じゃ無い)
実は、あまりの面白さにこのブログで同広告の写真使用許諾を
本人から取っていたのですが、
やはり実物を見てほしくなりUPしませんでした。
是非、「名鉄時刻表」でご確認下さい。
笑えます!!

2011年03月03日 18時04分

鉄道グッズ???「プラレールキューブティシュー」発見!

いささか旧聞ですが、先月の2月4日の
中京テレビ「ラッキー!!」(毎週金曜日15:50~)で
『ティッシュペーパー』の特集を放送し、
写真の『プラレールキューブティシュー』を紹介しました。
●決して「鉄道グッズ」特集ではありません。
●上段は“3両連結”のティッシュボックスで、
「寝台特急カシオペア(機関車+客車2両)」
「700系新幹線レールスター(先頭車×2+中間車)」。
●下段は使用時。(説明は後で…)

番組は、ちゃんとしたというか真面目な(笑)情報としての
『ティッシュペーパー』特集で、その中で、“今時”はこうした
「楽しい」モノもありますということで紹介されました。

「寝台特急カシオペア」「700系新幹線レールスター」の他にも、
「E231系山手線」「EH500金太郎」「EH200形電気機関車」
「700系新幹線」「500系新幹線」「ドクターイエロー」があり、
全8種類のラインナップとなっています。

次に下段写真の説明ですが、流石に『プラレール』だけあり、
使用後は、前後の部分の包装が取れるようになっており、
『プラレール』車両の“トンネル”として使えるようになっています。
ティッシュを使う際は、車両の天井部分を空けて
そこから一枚一枚取り出すようになっていますが、
その開口部もトンネルの「天窓」となるように設計されており、
なかなか“芸”が細かいです。
●写真は本来、使用した後で先頭部分を開けるのですが、
今回は撮影用に開けています。

発売元は「森実商事」という愛媛県の会社で通信販売でも購入できます。

(「鉄」外の余談)
「ティッシュペーパー」は一般名詞と思われますが、
番組スタッフに確認したところ、商品名としては「ティシュー」
「ティシュ」という使い方も多いようです。
ちょっと発見でした。
そう言えば最近、CMで「ティシュー」と言っていますね・・・。

2011年03月03日 8時58分

釧路の転車台で、『C11 207』が舞った!

(写真は、JR北海道の許可を得て「釧路臨港鉄道の会」撮影)

このブログで何度も書いていますが、
この2月18日(金)~20日(日)で開催された
JR北海道主催「冬のSLと石炭のマチ・釧路」の報告が
ツアーをサポートした「釧路臨港鉄道の会」の方から届きました。
(写真使用の許諾が得られたので、ここでUPしています)

ツアーは、予定通り順調に進み、
2月18日には写真の通り、釧路運輸車両所の転車台で、
『SL冬の湿原号』の運用を終えて戻ってきた『C11 207』が
「転車」の“実技”を披露しました。

それも!というか何というか「2回転半!!!」の
“超美技”だったそうです。

フィギュアスケート並みと言ったら大袈裟でしょうが、
通常の“転車”は「半回転」だと思われますし、
そもそも釧網本線では、標茶に転車台がない関係で、
機関車の向きをここ釧路運輸車両所で変える必要は本来は無いはずです。

この日『C11 207』にとっては、機関区に戻ってからも
思わぬ一世一代の見せ場があってビックリしたのではないでしょうか?

この写真を見て私が思ったことが一つ。
興奮して写真ばっかり撮っていると、自分の目に焼き付ける思い出が
薄くなりそうだし、
じゃあ、見とれていたとしたら、何かとんでもない写真しか残せそうにないし、
かと言ってどちらかに狙いを定めるにしても・・・。

まあ、今回は「2回転半」だから、そんな悩みはなさそうでしたね。
それにしても今年の参加者はラッキーでした。羨ましい!

2011年03月02日 18時39分

ZIP-FMが凄いことになっているらしい。

物凄く私的な話しで恐縮です。

先週の金曜日、私は栄で『呑み鉄』でした。
メンバーは、私(上段右側)の左隣が
「ZIP-FM」の米田プロデューサー(京急「鉄」)、
その左側がご存知、我らが「鉄研」出演者で“タックイン”の
三根さん(最近は貨物「鉄」)。

手前が左から、東海ラジオの源石アナウンサー
(このブログでは2月11日にUPした「マナカ」“鉄目線”中継の
首謀者で時刻表「鉄」)、
前列中央は、写真集「僕はパノラマカー」を出版した
古池さん(当然、撮り「鉄」)、
一番手前右側で寝ているのが「鉄研」♯5「鉄音モノマネコンテスト」にも
ご出演いただいたZIP-FMの森野さん(音「鉄」)です。

何れも劣らぬプロ級「鉄」ちゃんたちで、
私なんぞ末席に加わらせていただいただけで感激モノで、
私の表情だけがちょっとした緊張感を漂わせています。

前置きが長くなりましたが、ZIP-FMでは、
来る3月21日(月)、朝9時から午後5時までの何と!8時間、
「TRAIN TRAIN」という“鉄道”1本勝負の番組を放送します。
ラジオで“鉄道”ネタONLYというのも大胆ですが、
それがまた8時間と言う長丁場、はっきり言って不適過ぎます。
(つまり「大胆不敵」ということです)

今回の『呑み鉄』は、集まったメンバーが、
会社や立場を超えて、要はその番組を「どんな番組にしたいか?」という、
何とも自分本位な業界乗りの6時間でした。
(午後7時にスタートして、店を出たのは午前1時)

集まったメンバーのあまりの勢いに米田プロデューサーは・・・。

「ZIP-FMが凄いことになっているらしい」ではなく
「ZIP-FMが凄いことをやる!!」に訂正します。

名古屋の「鉄」が、今、とにかく熱い!
「TRAIN TRAIN」に乞う!!ご期待!

2011年03月02日 9時00分

三岐鉄道三岐線のこと(9)「富田駅」があった頃。

写真は、昭和53年12月1日、私が「西藤原」から乗ってきた電車です。
(撮影は、「近鉄富田駅」)

ところで今、交通公社の時刻表「昭和53年10月号」を
見ながら書いています。
私が「富田」~「大矢知」間を乗った昭和53年12月頃、
その区間を走る電車は、「富田」発が2本で、
「富田」着は僅かというのも憚られるたった1本。
「富田」発は6:00、14:40。
「西藤原」発は17:30。

驚いたのは、正式駅名は間違いなく「富田」だったにも関わらず、
時刻表の駅名表記は何と「国鉄富田」。
「近鉄富田」との差別化と言うか、
利用者の利便を考えればその考え方はあながち間違いとは言えず、
“サービス”の観点からすれば当然の事なのでしょうが、
今一つ、釈然としません。

車内乗車券の「国鉄富田」は、先に書いた通り、
許される範囲と思うのですが、時刻表が正式名称を使用しないのは
やはり、引っかかるものがあります。
ところが“本当”に驚くのはまだまだこれからでした。

昭和53年当時の「富田」乗り入れ列車のあまりの本数の少なさに、
それではそれより以前はどれ位の本数があったのかを
調べることにしました。
すると、昭和49年7月号では「国鉄富田」と「近鉄富田」が
ちゃんと別駅として、それぞれの時刻が掲載されていたのですが、
何と、それ以前の時刻表の時刻は「富田」で一括り。
一体、「近鉄」「国鉄」のどっちに行って、どっちから出るのか
さっぱり分かりません。

それより、索引地図で「国鉄」と「近鉄」が分離されたのは
「近鉄連絡線」が開通してからどんだけ経ってるんだよ!と、
突っ込みたくなるほどの時期だったことが分かりました。

古い時刻表をお持ちの方、私の話しが本当とどうか
一度お確かめいただきたいと思っています。

2011年03月01日 17時57分

三岐鉄道三岐線のこと(8)「富田駅」があった頃の乗車券。

『三岐鉄道三岐線』の最後に、昭和53年当時の乗車券を…。
私の『三岐線』乗車録は、平成53年12月1日の
●「西藤原」発11:10⇒「近鉄富田」着11:56
●国鉄「富田」発14:40⇒「大谷知」着14:45
『近鉄連絡線』と『三岐線』の間の時間を利用して
「近鉄湯の山線」に乗っています。

左の車内乗車券で言えば、赤い矢印を入れておきましたが、
「国鉄富田」や「三岐朝明」が現役なのは特筆すべきことでしょうし、
それ以外にも、「大長」「大井田」は後に、
それぞれ「北勢中央公園口」「大安」に改称され、
一方、「宇賀渓口」のように「三里」に
駅名が戻っている場合もあります。
私が小学生の頃、夏休みに「宇賀渓」に遊びに行ったことがあり、
確かその時は「三里」から“バス”を使った記憶が残っています。

また、記憶が怪しいのですが、確か「三里」駅は住居兼用で、
ご主人が運転士さんで奥様が駅長をされており、
それで取材をさせて頂いたような覚えがあります。
※違っていたら御免なさい。

右側の乗車券ですが、改めて見て面白いと思った事が1つ。
赤い矢印の先ですが、『(関)富田』とあり、
これは「国鉄関西本線」の“関”であろうと察するのですが一方、
車内乗車券は『国鉄富田』です。
駅の正式名称は『富田』なので、
利用者に分かりやすくする工夫だったのかなぁと今は思っています。

2011年03月01日 9時04分

三岐鉄道三岐線のこと(7)富田駅。

写真は、JR「富田駅」で暫しの休憩をする
「伊勢治田駅」で交換した「ED453」と「ED454」です。

電車は、「近鉄富田」を発着していますが、
貨物列車は、当然の事ながら「近鉄富田駅」には向かわず、
貨物の連絡運輸のためJR「富田駅」に入ります。

昔(昭和45年)までは、「近鉄富田駅」への連絡線がなく、
三岐線の電車もこの国鉄「富田駅」を起点にしてことは
先に書いたとおりですが、今回、再訪して驚いたのは、
昭和60年にこの国鉄「富田駅」を発着していた電車が
無くなったにも係わらず、駅名標が残っていたことです。

機関車の左端にあるのがそれで、
そこには、次の停車駅として「大矢知」の名前があり、
つまり、このホームが紛れも無く『三岐鉄道』の駅であることを
証明しています。
また、JR「富田駅」の跨線橋からこのホームに下りる階段の入り口は
板が打ち付けられ閉鎖されていましたが、写真の右端にある、
ホームから繋がる階段の先に少し、水平の通路部分があるのですが、
そこには「宇賀渓・藤原岳へ 三岐鉄道」の文字が
今もはっきりと読み取れます。

何も知らない関西本線の列車の乗客がこのホームを見たら、
多分、今は貨物列車が止まっているけど
電車も走っているのだろうと思ってしまうでしょう。

この風景は正しく“昭和”を髣髴させました。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!