2011年04月02日 8時00分

樽見鉄道「運転体験講習会」(2)いざ「本巣駅」へ!

3月13日(日)、朝10:40に集合、
無事40分間の事前講習を終えた私達は、昼食後、
「モレラ岐阜駅」12:28の列車で「運転体験講習会」の会場、
「本巣駅」へ向かいます。
この日の列車は踏切事故から復帰した『ハイモ295-315』です。
※写真は「モレラ岐阜駅」&進入する列車です。長閑な風景の中の駅です。
心が安らぎます。

さて、ここまで書いてきて皆さんには「運転体験講習会」が
樽見鉄道にとって、単なるファンサービスではない事が
ご理解いただけたかと思います。
実際に同様の「運転体験」を行っている鉄道会社は、
「若桜鉄道」「明知鉄道」「関東鉄道」「小湊鉄道」などなど、
決して大手の鉄道会社ではありません。
※「明知鉄道」の『明知』は駅名の『明智』と異なるため、
毎回変換ミスが無いか気を遣っています。ふうっ。

勿論、増収策の一環でもあり、ここ樽見鉄道の「運転体験」も
一人“1万円”の参加費が必要で、
決して気軽に参加できるものではありません。
ただ、ここでは「樽見鉄道1日乗車券」
「モレラ岐阜の2千円分の商品券(昼食で使える)」もついていて、
さすがに同様イベントの後発だけはあり、細かい工夫がなされています。
特に“1日乗車券”は、『乗ってもらうための工夫』として
評価しても良いと思いました。
ただ、遠方からの方には使いきれないかも知れません。
※地方鉄道で、「1日乗車券」が20枚も一度に売れることは
あまりないのでは?

こむずかしい話しが続いて恐縮でしたが、
まあ、私たち参加者が、楽しく運転体験することこそが、
樽見鉄道と地元に貢献できるわけで、
我々が「鉄」としての「(王)道」を歩むこと、つまり、
“乗って”“運転して”“楽しい1日を過ごすこと”が地方鉄道を再生する!
ということでしょうか。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!