2011年04月04日 18時09分

ブレーキ弁ハンドルにビニールテープで、“印”がつけてあるのが
樽見鉄道の「運転体験講習会」の特徴です。
この鉄道のブレーキ装置は『直通空気ブレーキ』で、
編成両数の少ない鉄道向きだそうです。
※長編成になると、後部車両のブレーキのかかりが遅くなる欠点が
あるとのこと。
また高速運転より、一定の時速以下の車両に向いているとのことで、
樽見鉄道ではこれを採用しているそうです。
これ以上の技術的な話しには私は付いていけません。
悪しからずご了承下さい。
ところでビニールテープの話しですが、
実際にブレーキ弁ハンドルを扱ってみて、初心者にはこれが大正解!
それぞれの位置を目標にハンドルを動かせば、初めての運転でも、
そこそこちゃんと止めることができるのです。
他の運転体験では見かけない“配慮”ですが、ここをスタートに、
次(2回目の運転体験)は一つテープを外し、
最終的にはテープを無くすなど、ステップアップが図れそうです。
何れにしろ、鉄道車両の運転で一番難しいのが「ブレーキ操作」であることは、
多分、皆さんも異論は無いと思いますが、
このテープは正にそのハードルを低くしてくれるアイテムで、
「ブレーキ操作」へのアレルギー(恐怖?)を無くすには
うってつけと感じました。
また、この「モレラ号」ですが、思いの他、他の「運転体験」時の
車両に比べ、ブレーキ扱いが『自動車』に近い感じで、
ハンドルの位置に合わせて『ブレーキ』が効いていく感じでした。
指導運転士さんにそのことを伝えたところ、
「そんなに違いは無いはず」とのことでしたので、
個体差なのかもしれません。
私の感想としては、ここで修行(運転体験)を積んで、
他の鉄道に「チャレンジ」もありかな?ということでした。