2011年04月16日 9時00分

「指宿のたまて箱号」(6)錦江湾の風景。

車内放送では「特急 指宿のたまて箱3号」ではなく、
「“観光”特急 指宿のたまて箱3号」とアナウンスしていました。
そうなんです。この列車は単なる「特急」ではなく「観光特急」なんです。
ここまで堂々と言われると、
『そうですね。乗っているだけで楽しいですね。窓外の風景も素敵ですね。』
と、素直に反応してしまう私です。

で、錦江湾を見ていたら、我が系列とはライバルの「フジテレビ製作」の
映画『LIMIT OF LOVE 海猿』を思い出してしまいました。
この映画はご存じの方も多いと思いますが、ここ錦江湾が舞台となっており、
やはりこの風景があったからこその映画だったのだと、
改めて感じ入った次第です。
確か6年ほど前の公開でしたが、あの時、鹿児島(錦江湾)フィーバーが
起きて観光客が殺到という現象はあったのでしょうか?
※“フィーバー”何て言葉は、今時使いませんね。

同行者がいると、多分、会話をしていてあまり風景を
堪能できないこともあるのでしょうが、一人だとズーっとのんびり
窓外を楽しめますし、色々と思い出すこともあります。
ま、若干侘しいというか“強がり”の感はありますが…。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!