2011年04月22日 8時00分

鹿児島交通の思い出(4)車内乗車券に見る「鹿児島交通」。

鹿児島交通の車内乗車券です。
毎度書いていますが、車内乗車券から、当時のネットワークが見て取れます。
国鉄「鹿児島本線」で言えば、熊本方面に向けて
「串木野」・「川内」・「出水」の駅名がありますし、
東には「西鹿児島」を通り越して
「山野線」の「さつま大口(薩摩大口)」や、
川内経由か肥薩線経由か見当もつかない
「宮之城線」の「宮之城」の名も見られます。
そもそも自社の駅が、下段に中途半端な感じで3ブロックに
あるのは不思議な印象です。
一方で、国鉄「指宿枕崎線」の駅名は見当たらないので、
まったく乗り継ぐ乗客がいなかったのか、想定していなかったのか、
無視したのかは、今や謎と言っても良いでしょう。

ところで当時、1日3往復の列車が西鹿児島に乗り入れていた。
●加世田発5:55、西鹿児島着7:24
●枕崎発10:24、西鹿児島着12:31
●枕崎発15:59、西鹿児島着18:12
●西鹿児島発8:04、枕崎着10:14
●西鹿児島発13:25、枕崎着15:31
●西鹿児島発19:13、加世田着20:58

これをみて分かるように、またこの乗車券の発行が
『加世田車掌区乗務員』とあることから「加世田駅」が、
この鹿児島交通の中心的な役割を果たす駅ということが伺い知れますが、
私の乗った列車の加世田駅の停車時間は短く、
この駅では一枚の写真を撮ることもなく、
ただその風景を見ただけで通り過ぎました。

車庫に並ぶ車両を確認することも無く、今思えば、
「ここで途中下車していれば…」などとなるのですが、
枕崎で乗り継ぎ予定の国鉄「指宿枕崎線」の列車は、
私の乗った3736D枕崎発7:54の次は
何と13:49発の746Dまでなく、
“乗り鉄”はひたすら次から次へと急ぐ旅でした。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!