2011年04月24日 9時00分

鹿児島市電(1)谷山停留所。

上段写真は、平成23年3月24日の「谷山」停留所、
下段写真は、昭和53年1月31日の「谷山」停留所です。

ところで、鹿児島市交通局のHPで「市電停留所」という表現を
使っていますので、私は今回、「停留所」という呼び方で統一しますが、
先回の「谷山電停」の交通標識の存在等を考えると、こうした場合、
どちらの表記を使うべきか迷ってしまいます。

例えば、まだ名古屋市に市電が走っていた時代、
私自身は「電停」という言葉を使うほうが「停留所」よりも
多かったと記憶しています。

ところで30有余年の歴史は、
まず“駅舎”の大『変化』といって良いのでしょう。
建物の雰囲気が大きく変わっており、
JTBキャンブックス「鹿児島市電が走る街 今昔」によれば、
やはり移設されており、屋根(ドーム?)が架かって今の形になったのは
平成8年とありました。

また、“駅舎”の広告にも時代を感じさせます。
右側の縦看板「12月26日 新規オープン 四国名物さぬきうどん」が
目を引きますが、最近、名古屋にも増えている
「讃岐系うどん店チェーン」の走りでもあったのでしょうか?

実はこの写真、ほぼ30年ぶりに発掘できたのですが、
電車ではなく、そんなことにも目が行く自分は、
「年を取ったものだ」とつくづく感じ入ってしまいました。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!