2011年04月26日 8時58分

上段の写真の分岐器は「郡元」停留所のモノ。
下段の写真の分岐器は「高見馬場」停留所のモノです。
路面区間の電車で、分岐器の転轍機が
地上に設置されている例を私は初めて見ました。
「郡元」の停留所で降り、目の前を行き交う電車たちの写真を撮ろうとして、
「えっ!!転轍機が露出している!」と、思わず何もないところで
躓(つまず)きかけました。
で、下段の写真になるのですが、その後、「高見馬場」に移動し、
そこでも転轍機を確認したところ、「やっぱり地上だ!」と驚きました。
とはいうものの、稼動部分には鋳鉄製と思しきカバーがかけられ、
前後には敷石もあって、乗客がその上を歩いても大丈夫の様には
なっていました。
路面電車とは言え、車と分離されて走る区間が多く、
また道路幅にも余裕のある鹿児島市電ならではなのかもしれません。
もしも昭和53年当時もそうであったならば、当時は、“乗る”ことが全てで、
ここまで気が回らず、そもそも路面電車の転轍器が地上にあるなどと言う
『常識外れ???』に気を向けることはありませんでした。
いやぁ、一度乗った路線も、もう一度乗って見ると
新しい発見が一杯で面白いですね。もっとも乗るだけではなく、
降りることも肝要ですね。