2011年05月04日 8時01分

熊本電鉄(3)健在!青ガエル5000系。

言うまでも無く元東急「5000系」。
ここ熊本でも「5000形」を名乗っており、写真は「5102」です。
熊本電鉄ではもう一両生き残りがいて、
「5101」の番号を付けています。
それにしてもこの“青ガエル”のこの顔が、一両運転対応のため、
反対側では見事に切り取られ、
先々回UPした「上熊本駅」の改札から顔を出している“平面顔”に
なろうとは、東急時代を知る者としては、初めてその実物を見て、
少々衝撃的ではありました。
※「Wikipedia」にこの“平面顔”を「“平面ガエル”の別名あり」と
書いてありましたが、漫画『ど根性ガエル』が無ければ、
別のネーミングになっていたのでしょうか?どうでも良い事ですね。

もっとも、現役の“青ガエル”は日本でもここだけになってしまっただけに、
熊本電鉄オリジナル5000形でも十分、価値があります。

ところで、乗ってみて「そりゃそうだよね」と思ったのが、
天井の扇風機。そうっ!冷房の吹き出し口が無いのです。
元々冷房のない車両でしたが、熊本でも冷房は付けられていませんでした。

今時、別の意味でも貴重な車両ですね。
「そよ風トレイン117」にわざわざ乗る必要はありません。
この電車で「そよ風」に吹かれてみたいと思いました。

参考までに「上熊本」~「北熊本」間の最高速度は45キロです。
「ねっ!そよ風にはピッタリ」でしょ。

●見た限り、菊池線「上熊本」~「北熊本」専用で
使用されているようでしたが、
他の電車もこの区間で使われているのでしょうか?
乗客数の現状から見ると、多分、無さそうですね。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!