2011年05月12日 18時56分

熊本電鉄(18)100周年記念電車「モハ71号」。

「モハ71号」は、定員70名(座席定員30名)、
全長11メートル強、自重23.3トン(熊本電鉄では)の小柄な車両です。
「Wikipedia」によれば、昭和3年に日本車両で製造された車両で、
広島電気~広浜鉄道~国鉄(可部線)と同じ路線ながら3つの事業体で働き、
国鉄時代は「モハ90形9005号」を名乗っていました。
熊本の地には昭和29年に登場したものの昭和56年に廃車。
その後も解体されること無く入れ替え用で使用され、
平成8年に塗装が、O月OO日にUPした写真の『クリーム+ローズピンク』の
“熊電カラー”から、現在の“茶”一色に変更されました。

それが運命の悪戯か、2年前の平成21年の会社創立100周年
(明治42年創立)にあたり、所有車両で一番古い電車という事で
リニューアルされ、2年経った今も写真のような美しい姿を見せています。

それにしても、車庫で休んでいたとは言え、
現役時代の「モハ71号」の写真を発掘したときは小躍りしてしまいました。
※5月7日にUPした写真です。

●熊本電鉄「創立100周年記念乗車券」(1000円)は、
「北熊本駅」でまだ売っていました。
※確認していませんがここでしか売っていないと思われます。
 歴代の電車が写真で競演するカバーも楽しいのですが、
 有効期間が平成31年3月31日となっており、
 実のところ『廃線』も取沙汰された熊本電鉄だけに、
 存続に向けた“決意表明”と思った次第です。
頑張れ!!熊電!そしてLRT化の実現を祈るばかりです。

●車庫内からの写真は、心惹かれるものがあったので使っています。

2011年05月12日 8時58分

熊本電鉄(17)「北熊本車庫」で見つけたモノ。

もう皆様はお気付きでしょうが、今回私は、「北熊本車庫」の中に入って
撮影しています。
「北熊本駅」の“乗り継ぎ”で、30分の余裕が生まれたため、
駄目で元々と思いつつ、「北熊本駅」の駅員さんに、
車庫内での撮影を申し出ました。
急ではあったものの快諾していただき、
「作業をしていたら気を付けて下さいね」とは言われたものの、
人気の無い車庫の中を自由に歩き回りました。

そんな中で見つけたモノを2つUPしました。
左の勾配標識などは突拍子も無く「担いで帰ってしまおう」かと
思ったくらいですが、雰囲気的には新しい感じがしたので、
今使っている勾配標識をこれから取り替えるのではないかと推察しました。
数字の角度は、多分、線路際に設置する際に修正するのではないでしょうか?
それにしても、線路際ではそんなに大きな印象は無いのですが、
こうして見ると結構デカイのに驚かされました。

一方、右側写真のパンタグラフですが、野天に無造作に置かれていると、
却って「一体、何の目的でここに置いてある?」など余計なことを
考えてしまいます。
廃車体からの部品取りにしても、通常、電気系統の機器は車庫内の
然るべき所に置かれるはずです。一体、何故?

そんなことを推理しつつ「北熊本車庫」を一周していました。
(そんな大袈裟なことは・・・無いですね。失礼)
私にとって車庫は“ワンダーランド”、なんちゃってね・・・。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!