2011年05月18日 9時00分

写真は電車内から撮影した移設工事中の「新水前寺駅前」電停です。
(現在の「新水前寺駅前」電停は、工事中の場所より手前にある)
この電停名は、熊本市の「市電移動円滑化整備計画」に基づき、
この3月1日、「水前寺駅通」から改称されたのですが、
その3月1日に行われた熊本市電の“整備”内容は既に書いている
系統名の変更のほか、運行系統の色分け、電停名を利用者に
分かりやすくするための改称、電停のナンバリング等々となっています。
この改称なった「新水前寺駅前」電停は、現在の場所から、
奥にある高架橋に近づく訳ですが、この高架橋はJR九州「豊肥本線」で、
この写真の左側にその「新水前寺駅」があり、最終的には、
高架線の手前に歩道橋が設置され、それとこの電停が階段で繋がります。
またその歩道橋は、そのままJR「新水前寺駅」に繋がる計画で、
市電とJRの乗り継ぎは正に『直結』と言える状況となります。
電停の完成はもう間近と思われましたが、最終的に歩道橋で
市電の電停とJRの駅が直結するのは今年の7月頃のようです。
因みに電停と駅舎の距離ですが、現在の150メートルが
50メートルまで短縮されるとの事で、
熊本市東部から豊肥本線を利用してきて熊本市の中心部に行く利便性が
格段に向上することは間違いなく、都市交通の基幹としての路面電車の役割が
遺憾なく発揮されそうです。
電車の低床化、大型化も含め熊本市は素晴らしい町ですね。
(都市の公共交通の観点であり、「鉄」の感想ではありません・・・)