2011年05月21日 9時00分

フェリーの島原港から歩くこと5分、島原鉄道の「島原外港駅」です。
はっきり言って島原港が近くに無かったとしたら、多分、現在の島原鉄道の終点は、「南島原」になっていたのではと思える駅です。
それはともかく、フェリーが時刻どおり到着し、というより定刻の
15:20が、船からの下船時間であれば、「島原外港駅」発
15:28の「諫早駅」行きに頑張れば間に合うのではと淡い期待を
抱いていたのです、やはりそんなことはなく、15:53発に乗ることに
なったため、20分強の余裕が出来、その分、「島原外港駅」周辺を
探索できました。
駅は、2面2線の内、旧・下り線(加津佐方面)ホームの1面1線を利用し、
折り返す構造となっています。(写真では左側)
なお、右側の旧・上り線(諫早方面)は、本線とは寸断され、
繋がってはいません。
また、「矢印」の奥の掘っ立て小屋のような建物が待合室で、
中には時刻表と運賃表の掲示があるものの、見ようによっては
ローカル線の途中駅の風情で、考えてみればもともとが中間駅であり、
終着駅のイメージをそこに求めること自体に無理がありました。
右側に今も残るホームには、昔ながらの屋根付き待合所が存在しており、
いつ列車が到着してもおかしくない雰囲気でした。
話しは飛びますが、その待合所の直ぐ後ろに三角屋根の建物が見えます。
私はこの駅に到着したとき、その建物が旧・島原外港駅舎に
見えてしまいました。が、近づいてみてそれは全くの見当違いであることが
分かったのですが、改めてこの写真を見ていたら、あながち“勘違い”も
致し方ないと自分を慰めています。