2011年05月26日 8時02分

ところで、島原鉄道の全車両に写真のような子供をおんぶした女性のイラストが描かれているのをご存知の方も多いと思います。
そもそも「島鉄」カラーといっても良い、ベースの黄色は『豊穣の実り』の黄色で、それに有明海の海を意味する青のラインで彩った車両は、
“幸せの黄色い列車”であると「島原鉄道沿線地域公共交通活性化協議会」の作成したパンフレットにありました。
そしてこのイラストは『島原』を象徴すると言っても過言ではない歌である
『島原の子守唄』をモチーフに、『赤子を背負う子守娘』を描いたもので、
そもそも『島原の子守唄』は、島原鉄道の役員をしていた宮崎康平氏の作詞・作曲によるもので、この鉄道とは深い深い縁のあるものなのです。
※地元の子守唄をベースにしたと言われている。
※「宮崎康平」氏についての紹介はしませんが、とても興味深い方です。是非、一度お調べ下さい。
この歌は「Wikipedia」によれば、昭和34年のペギー葉山さんが歌ったことで有名になったとありましたが、その後も多くの歌手の方に歌い継がれており、私は、歌詞さえ見えばこの歌を歌えるような気がします。まあ、それ位有名だということでご理解下さい。
※音楽を管理する『JASRAC』のHPで検索するとアーティストは原曲だけで35名(グループを含む)にもなっています。
車体に描かれた一つのイラストも、単にイラストと見るのではなく、その地域の歴史を感じさせるものもあります。今回、島原鉄道に乗って、久しぶりに宮崎康平氏と「島原の子守唄」を思い出しました。