2011年05月29日 8時04分

諫早を出た247Dは、複線を快適に走り、喜々津で「現川」廻りと
分かれると早速、進行方向右側に大村湾の「海の景色」が見え始めます。
海が見えるのは「喜々津駅」から「大草駅」の少し先までの
10分程度ですが、目線が低いので水上を走っている気分です。
「千と千尋の神隠し」の“海原電鉄”みたいだというと誇大表現ですが、
ボーっとしながら窓外を眺める私は、気分的には半透明の乗客だったかもしれません。なんちゃってね・・・。
※参考までに「大草駅」近くでは洋上空港の長崎空港も望めます。
「大草駅」を過ぎると峠越えになり、山中に分け入っていきますが、
それを過ぎれば長崎の町を目掛けてひたすら下っていきます。
ところで私の勝手なイメージの世界では、この「長与」廻りは、思いっきり
“ローカル線”で、車内は乗客もまばらで、ボックスシートを
独り占めにして、『うつらうつらしながら鉄道の旅を楽しむ』というものでしたが、現実は違っていました。
乗車した時間帯にもよるのでしょうが、下校する高校生だけではなく、
一般の乗客も多く、特に「長与駅」は結構な町の雰囲気で、
多数の乗客が乗り込み、ここから「長崎駅」までは、2両編成のワンマン運転とは言え、ちょっとした通勤列車でした。