2011年06月13日 18時17分

小湊鐵道・チャリティー運転体験(6)運転中。

この写真は、指導運転士さんに撮影して頂いたものです。
とある鉄道会社の運転体験で、『デッドマン足踏みスイッチ』から
足を離してしまい、車内中に大きな警告音を響き渡らせ、参加者全員の注目を
浴びた経験のある私だけに、相当に引きつりながら“必死”で
運転をしています。
(警告音の件は、個人的には「良い経験だった」と強弁しておきましょう)

運転の段取りはデッドマン足踏みスイッチの確認、ATS表示灯の確認、
戸閉め表示灯の確認、「ノッチ1」を入れて表示灯が変わるのを確認、
ブレーキ及びノッチの操作等々。

最近、何となく『ノッチ』の操作は大丈夫という気がしていますが、
やはり難関はブレーキです。
何度やっても「緩め位置」「保ち位置」「重なり位置」「常用ブレーキ位置」の
操作が今一つです。

特に、「常用ブレーキ位置」にハンドルを持っていきそれを「重なり位置」で
キープする加減が私は苦手です。

等といったら、それが出来れば“プロ”への一歩だという声が
聞こえてきそうです。

そして、運転を終え、ブレーキハンドルを抜く!私はその“瞬間”が好きです。
『終わった・・・』という達成感が何とも心地よいのです。
実際には大した運転はしていないにも関わらず…、です。

2011年06月13日 8時03分

小湊鐵道・チャリティー運転体験(4)終点に到着。

この写真は、運転台の助士席側で撮影したものです。
緑色の矢印の下に、下段写真の様な“停止位置”があります。
運転されていた方の名誉のために書いておきますが、
下の写真はまだまだ動いている最中に撮影しています。

それにしてもプロの運転士さんは何事もなさげに車両を停止させていますが、
毎度のことながら私の運転では思うようには止まってくれない!
ああ、ブレーキ操作の何と難しいことよ。

さて、先回の続きの話しですが、小湊鐵道にとってこれだけの手間を
かけてでも行う「運転体験」というイベントに、どれほどのメリットが
あるのでしょうか?
計算すれば直ぐに分かってしまうのですが、イベントから得られる収入は
決して多くはなく、どちらかと言えば“ささやか”と言っても良い
レベルです。

それでも実施するのは、今のところ参加者がコンスタントにあり、
確実に収入が見込めるからです。
また、小湊鐵道について言えば、第3セクターではなく、
純粋な私企業のため、現時点では行政等の援助があまり期待できない
とのことで、こうした小さな積み重ねこそが、鉄道の明日の存続に繋がるとも
言えそうです。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!