2011年06月15日 8時00分

窓外を走るのは「五井」発11:00の「養老渓谷」行きです。
ここから150メートルほどの距離を併走・・・、と言いたいところですが、
何せこちらは150メートルしか走らず、しかも最高時速は15キロ。
相手になりません。
見る見るうちに離され、私たちのキハ213号が洗車機に到着するころには
遥か先を「上総村上」を目指し、走り抜けていきました。
一方、下段写真は洗車機の手前に用意された手作りの「場内信号機」。
実は、「小湊鐵道」が用意しているものではなく、今回の主催者
「鈴清建設株式会社」の担当者の方の手作り。
建設会社の方とあって、こうしたものを作るのは慣れているわけでは
ないものの、どうすれば作れるかは知っているから実現したようです。
(建築限界などは「小湊鐵道」と相談したそうです)
信号の色は、点灯式ではなく、塗ったものなので変わることはないのですが、
同じ「運転体験」をするなら、「少し遊び心を加えたい」というのが
その始まりだったようです。参加者の方に『楽しんでもらいたい』との
一心からの手間隙ですが、その心は参加者に伝わったと思っており、
なかなか良いアイデアと感心しました。
実は「出発信号機」もあり、それゆえ通常の「運転体験」が
「ATS良し、戸閉め良し、発車」なら
今回は「ATS良し、戸閉め良し、出発進行、発車」という喚呼が
できるようになっており、写真の「場内信号機」でも
「場内、警戒」という喚呼となるわけですが、製作者の方には
申し訳ありませんが、「場内信号機」の所で喚呼する余裕はありませんでした。