2011年06月17日 8時49分

三岐鉄道の楽しみ方(2)「270形」は私にとって凄い!電車。

この日、北勢線で乗った電車は、276+135+134。
写真の先頭車「276号」は、昭和52年に当時の経営母体「近鉄」が
この北勢線用に導入したもので、三岐鉄道となった今でも、
その車内のメラミン樹脂の化粧板も含め、特に内装面で“近鉄”色が
色濃く残っている車両であると私は思っています。

それよりも、この270形が登場した時のインパクトは私にとって
相当なものでした
何せ、当時の近鉄の通勤車両をそのままコンパクトにし、
その近鉄マルーンの色も従来車と比べても圧倒的に鮮やかに見え、
「近鉄ナローが凄いことになった」と本気で思いました。

全長15メートル(従来は10メートル)は、名古屋市営地下鉄の
東山線と同じで、両開きの乗降扉の幅は1300ミリ。車体前面の
切妻非貫通の2枚窓はシンプルなのですが、とても“おしゃれ”な印象で、
全体に秀逸なデザインであると感じていました。

とはいうものの、この電車を追っかけて写真でも撮影したかというと
そこはそれ、『乗り鉄』ゆえ、親戚の家に行くときに横目でこの電車を
時折見かけるだけでした。
まあ、そういう意味で、今回は思いっきり270形を堪能させてもらいました。

今年の2月15日から19日まで、この三岐鉄道北勢線の話しを
書いていますが、この270形については書いていませんでした。
で、次回はこの電車のとある話しを1つ書きます。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!