2011年06月18日 19時07分

三岐鉄道の楽しみ方(5)「軽便鉄道博物館」での復元作業。

この日、「軽便鉄道博物館」では、モニ226号(モニ220形)の
修復作業をしていました。

この電車は、北勢線が現在の三岐鉄道の前の近鉄時代の更に昔、
北勢鉄道が昭和6年に『阿下喜駅』まで延伸した際に導入された、
正に「軽便鉄道博物館」で保存するにはこれほどふさわしい電車は無い!
と言い切れる電車です。

ただ、誕生してからズーっと北勢線にいた訳ではなく、
昭和53年に一旦、内部・八王子線に移籍、そこで昭和58年に廃車となり、
その後、四日市市の施設で保存されていました。
それが平成19年に“ふるさと”への里帰りが実現したのですが、
その里帰りの前の3年ほどの期間の保全が十分ではなく、
車体の痛みが進行してしまい、ここ「軽便鉄道博物館」の方たちが
それから少しずつ『復元』作業を行っています。
※こうした館の“運営”は全て手弁当だそうです。

写真は、テールライトの取り付けをされていましたが、
今作業中の左側の取り付け後、右側のテールライトも
この日に取り付けられました。

こうした作業を見るのは私にとっても珍しく、思わず見入ってしまいました。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!