2011年06月20日 18時05分

三岐鉄道の楽しみ方(8)三岐線「西藤原駅」の先は?

写真は三岐鉄道「西藤原駅」です。
「西藤原駅」のホームから北側へは、パッと見、
『昔はこの先も電車が走っていたけど廃線になりました』のような
線路がほんの短い区間ですが繋がっているかのようです。

さて、守山生涯学習センターの参加者の皆さんとの
『三岐鉄道乗りつぶし』ですが、
北勢線「阿下喜駅」(軽便鉄道博物館)から
三岐線「伊勢治田」までは王道の“「鉄」の抜け道”ルートを辿りました。

つまるところ『歩いた』わけです。
「阿下喜」を出たのは11時40分頃で、中高年というより60歳以上の
参加者が殆どだったにも関わらず、12時を少し回った頃には
全員無事「伊勢治田」に到着。
乗車を予定していた12時17分発の「西藤原」行きには余裕で
間に合いました。

ところで写真の話しに戻りますが、そもそも『三岐鉄道』という位で、
東海道線の「関ヶ原」まで結ぶ予定の壮大な社名と謂わざるを得ませんが、
それはともかくその“つもり”で駅の構内配線を整えた?と推理するのも
楽しい時間であることは間違いありませんでした。

また、元々非電化の路線であったため、機関車の機回しのためだったとか、
それとも、今は「東藤原」が貨物の起点となっているものの、
昭和6年の開業時には、ここ「西藤原」からも石灰石の大量輸送の予定が
あったため、その準備がなされていたとか、
『夢』が膨らむ「西藤原駅」でした。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!