2011年06月23日 17時55分

ということで、今回は日本の近代史を支えたと言っても過言ではない
鉄道による貨物輸送なのですが、ここではその一端に触れることが出来ます。
まずは館内ですが、そこで一番に目を引いたのが下段写真のコーナーです。
私自身は『そういえばここは「貨物鉄道博物館」だよね』と
思わず笑ってしまったほどユニークな貨物列車が走る鉄道模型。
ジオラマ中央にあるのは、普通のレイアウトではまずありえない工場です。
「うーン!」と唸らざるを得ませんでした。
そして気を取り直して館内をゆるりと回りました。
展示されているのは(当然ですが)貨物関係の資料と、
貨車に取り付けられていた部品などで、
旅客関係の様な日頃から私たちの目に触れる、馴染んできたモノとは言い難く、
正直、どこからどう楽しもうかと
逡巡してしまったことは否定しません。
ただ、見るにつけ段々「産業遺産」としての役割は理解できるように
なってきました。
また、ここでは所蔵する一部資料(様々な貨車の図面類)が
公開され閲覧できます。
公開資料と閲覧規定は「貨物鉄道博物館」の公式HPで
ご確認いただければと思いますが、「鉄道院工作局」作成という文字は、
インパクトがありました。
そうっ!「国鉄」でもなく「鉄道省」でもなく「鉄道院」なんです。
再訪する楽しみ(理由?)を見つけた気分でした。