2011年06月28日 19時51分

春日井市の静態保存機「D51792」(6)この日の作業終了。

『春日井市D51792蒸気機関車保存会』の方たちの手による整備作業は、
午前11時を少し回ったところで終了。
躍動感あふれる動輪部分もピカピカです。

この「D51792」は、普段は勿論、煙室扉は閉まった状態ですが、
「春日井市交通児童遊園」の開館日には見学することができます。
今シリーズの(1)の写真では、この機関車がフェンスの中なのが
見て取れますが、そのため私は一瞬、開館日であってもフェンスの中までは
入れないのではと思っていたらそんなことはなく、入り口の鍵は開けられ、
誰でも入れるそうです。
開館日時は、原則、月曜日を除く9時~18時(一部16時半まで)と
なっています。
駐車場はありますが、止められる台数に限りがありますので、
JR春日井駅から15分ほど歩くことをお勧めします。

保存状態の良くない“静態保存”をそれなりに見てきた私としては、
ここの「D51792」は一見の価値があると思います。
それは、『蒸気機関車を見る』ということもさることながら、
如何に“保存活動”を日常的に続けることが大切かを考えるきっかけとしてと
いう意味もあります。

と言った固い話しはさておき、ともかくこの機関車を楽しんでください。
また、写真を撮影する場合ですが、何せフェンスの中なので、全体を写し込むにはワイドレンズが必要で、参考までに上段写真は
“24ミリ”です。
(最近のコンデジはワイドがきき、こういう時は便利です)

2011年06月28日 8時08分

春日井市の静態保存機「D51792」(5)煙室オープン。

6月26日(日)、この日、折角だからということで、
煙室の扉が開かれました。
ただ、静態保存の「D51792」でも、毎回開放しているわけでは
なさそうな感じでした。

私は今年の2月19日に、「JR北海道釧路運輸車両所」で
『C11207』が煙室扉を開けている写真をUPしましたが、
それでも、下段写真のように、中を覗き見るというか、この場に居合わせた
子供は中に入り込んでおり、通常なら考えられない経験が出来、大喜びでした。
因みに下段写真の最上部にある、『ラッパの口』のようなものの上が
煙突でした。

ところでこの煙室扉ですが、開閉にはなかなかコツがいるようで、
そうそう簡単には開かず、また閉めることも出来ないようで、
かつ力仕事のようでした。
それもそのはずで、この扉がガタついて、煙が漏れるようなことがあれば、
運転に支障が出そうなのは、その構造をチャンとは理解できていない私でも
察しがつくというものです。

それとは別に私が「へーっ」と思ったのが、煙室内が綺麗であったこと。
通常は閉まりっぱなしなので、この保存状態の中で汚れることは
考え難いのですが、それでも『ラッパの口』が黒光りしているのは
思いのほか気持ちが良いものです。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!