2011年07月04日 8時28分

房総半島横断(9)「大多喜駅」のムーミン。

「大多喜駅」にも『ムーミン』が一杯です。是非、実際に自分の目で
確かめてください。

ところでどうしていすみ鉄道が『ムーミン』なのでしょう?

私にとって一番分かりやすかった答えは「千葉商工会議所」の
HPの中にありました。
2年前の9月21日にUPされた同商工会議所「販売士会講演会」の
講演録がそれで、講師はいすみ鉄道の鳥塚亮社長でした。

ここでその要約を引用します。

●いすみ鉄道再建のために…
*新たなアイデアは「ムーミン」です。・・・
*・・・登場人物を描いたキャラクター列車を運行します。・・・
*「昭和」や「メルヘン」を好む30代以降の女性をターゲットにして、
いすみ鉄道に乗って頂く仕組みを作りました。・・・
*・・・ムーミンを起用した理由は、大多喜の町には山・花・谷があり・・・
現実の世界にムーミンの谷を作れると考えたのです。

「公募社長らしいアイデア」と一言では片付けられない“夢”と“現実”が
一杯詰まった再建策と言えます。
一体どこをどう考えれば「大多喜」の町が「ムーミン谷」になるのかは、
少々戸惑ってしまいますが、実際にいすみ鉄道に乗って思ったのは、
『常識』の枠をどう外し、外した『常識』をどう“商売”として
成功させるかということです。

いすみ鉄道に棲む『ムーミン』たちが、これからも生き生きとしていて
ほしいと思います。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!