2011年07月06日 9時00分

今回の房総半島横断で、悲しい掲示を「いすみ鉄道」と「小湊鐵道」の両方で
見つけました。
この掲示は「鉄道情報誌」でも見かけた記憶がないのですが、
何れも『運転席』にあったもので、写真では読めないと思いますので全文を
掲載します。
●左側の「いすみ鉄道」…『運転の妨げになりますので、運転士にカメラを
向けないで下さい。』
●右側の「小湊鐵道」…『走行中の乗務員室へのカメラ、ビデオ等の撮影は
運転業務に支障がきたす恐れがあり、大変危険です。誠に申し訳ありませんが
ご遠慮ください。』
私はこれほどはっきりした“お断り”をかって見たことがありません。
ようするにそれほど『目に余る行為』が横行しているということでしょうか。
これは何も『鉄ちゃん』がその全ての原因とは思いたくは無いものの、
それでも大多数は『鉄ちゃん』と呼ばれる方たちが行った行為の結果で
あることは否定できないでしょう。
私も車内でシャッターを押すことはしばしばありますが、運転士さんを
被写体とする場合は、やはり一言声をかけます。
これからこの「房総半島横断」シリーズでUPする予定の話題の中にも
運転士さんにご協力頂いた写真もあり、
それは当然ですが、運転士さんの業務に支障がないとまずは私が判断した所で
声をかけさせて頂き、ご了解を得られた範囲内で撮影をしています。
私が心配になったのは、こうした“お断り”が必要になるほど
運転士さんにとって“安全運転の妨害”的な撮影が横行しているとすると、
前回と内容が重なりますが、それこそ鉄道事業者と私たちの
信頼関係が損なわれ、どんどん撮影できる範囲が狭まって
いくのではないかという『危惧』です。
残念ですが、これが現実なのでしょうか・・・。