2011年07月08日 8時00分

房総半島横断(16)昭和54年の乗車券と入場券。

今回は駅の管轄をしている会社の話しです。
上総中野駅は、今もそうですが「小湊鐵道」が管理しています。
そのため、当時は有人駅であった「上総中野駅」の駅員さんは
「小湊鉄道」の方であり、上段写真の入場券にも「小湊鉄道」の文字が
印刷されています。

一方、下段写真の乗車券の下段にある「上総中野駅発行」の文字の前には
○に囲まれた『社』の文字があることになります。

今年の4月21日に、昭和49年の鹿児島交通・国鉄の共用駅「枕崎駅」は
鹿児島交通の管轄する駅で、国鉄の駅ではなかったと書きましたが、
ここ上総中野も同様となっています。

無人駅になってしまうと、なかなかどちらの会社の駅かは分かりにくいですが、
有人駅であった時代は、このように入場券や乗車券で判断することが
できました。

ところで下段写真の行き先が「安房鴨川」となっている理由ですが、
昭和54年1月15日に、『久留里線』に乗る予定であったためで、
「安房鴨川」からは『日東交通』のバスに乗り、「上総亀山」の駅に
向かいました。

名古屋から房総半島の列車に乗るのは、実際の距離以上に、
心理的な距離が遠く、時刻表を見ながら、まるでパズルを解く気分で、
そのルートを設定した覚えがあります。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!