2011年07月09日 19時23分

6月3日、18:37。夕闇が迫る五井駅に定時に到着。
房総半島を横断する3時間20分の旅が終わりました。
「いすみ鉄道」は「大多喜駅」を除く全駅が無人で、ワンマン運転。
一方、「小湊鐵道」は「上総牛久」~「五井」間がほぼ有人駅で、
列車には車掌さんが乗っている。
経営的な苦しさは同様でしょうか、好対照と言えば、
その経営合理化の考え方は両極に思えました。
「小湊鐵道」はここ五井駅から上総牛久駅の間が無ければ、
もっと窮地にたっていることは容易に理解できます。
とまあ、今回の「房総半島横断の旅」は少々、難しい話しが多くなって
申し訳ありませんでした。
ここで少し、ちゃんとした話しを一つ。
「小湊鐵道」の車両はキハ200形だけで、一見面白みがなさそうに思えます。
ところが何せ昭和36年から昭和52年まで16年がかりでの増備だけあって
微妙に違うところがあります。
例えばドアや窓ですが、行き交う車両や五井の車庫で、
そんなところを見付けるのは、この鉄道の楽しみ方の“王道”に思えました。