2011年07月18日 8時41分

7月14日の北海道(6)「広内信号所」で『2429D』と交換。

午後2時過ぎ、「新得」定刻なら12:05発の
上り「スーパーとかち4号」はおよそ2時間遅れで出発。
※定時ならもう「札幌」に着いている時間。トホホ。

乗って直ぐに私は最後尾1号車の『展望室』へ移動。
交換列車の状況を確認しました。
※最前部は立入禁止ですが最後部は入れます。

14:20頃、まず「西新得信号所」で下り「スーパーとかち3号」と交換。
(定時の「新得」着発12:23)

続いて14:36。「広内信号所」で、
上段写真の日本一長い距離を走る鈍行2429D
(定時の「新得」着12:46)と交換。
と、思いきや少し通り過ぎたら中段写真のように、
下り「スーパーおおぞら5号」(定時の「新得」着発13;46)とも
交換。ここ、広内信号所の機能をフルにいかしての2429Dの
追い抜きですが、ただ、こうして更に2429Dは遅れていくのかと思うと
少し心が痛みました。日本一の長時間運転の普通列車は一体、
何時に「釧路」に着いたのでしょう???(定刻なら17:39)
これほど嬉しくない『日本記録』の更新はありません。
乗車していた方には「同情申し上げます」という言葉しか
見つかりませんでしたが、逆に「同情するなら飲み物と食べ物を!」と
言われそうな気がしました。

更に14:42。下段写真の「新狩勝信号所」では(多分)帯広行き
高速貨物とも交換。
この後、新狩勝トンネル内の「上落合信号所」(14:45に通過。
交換列車無し)まで確認して自席に戻りました。

ところで速度制限ですが「広内信号所」までが25キロ運転で、
そこからはそれまでと打って変わり『突っ走る』という言葉が
相応しい状況となりました。
何と、信号所に入った途端にスピードがUPし、
抜ける頃には100キロ超と思われ、その加速力は驚きでした。
※「新得駅」に掲示された運転見合わせ区間の「広内」~「新狩勝」間は
結局、全速力での運転で、察するに、運転を見合わせた区間の点検を
優先させたと言うことでしょう。

さて、時速25キロの狩勝越えは、「旧線」時代の蒸気機関車の走りを
髣髴(ほうふつ)させてくれたと言うか、まあそんな感じなのでしょうが、
正直、2度と経験したくありません。

(おまけ)どうでも良いことですが、時速25キロでも
「振り子」が効いています。(絶対に気のせいではない!!!)
不思議な乗り心地でした。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!