2011年07月24日 18時29分

近江鉄道の旅(14)近江鉄道の保存ELたち。

と言うことで、こちらは「近江鉄道色」電気機関車オールスターズ!です。

上段写真の真ん中と下段写真の2両が「ED14形」で、
上段が「ED143号機」、下段の右側が「ED141号機」、
左側が「ED142号機」です。

ここのミュージアムの説明板によれば、「ED14形」は国鉄東海道本線の
電化開業時に輸入されたとありますが、ここ近江鉄道には昭和37年に
登場しました。

また上段写真左側の「1101号機」は、昭和5年の国産機関車で、
昭和26年から昭和61年まで彦根駅の構内入れ替えなどの任務に
当たっていました。

変わって上段写真右側ですが「ED314号機」。大正12年製の国産で、
私の中の『近江鉄道の電気機関車』のイメージはこれだ!と言っても
過言ではありません。
それにしても、私鉄が運営する“車両展示館”で、これだけ電気機関車が
揃っているのは、きっと日本ではここだけでしょう。

保存状態も良く、小規模ながら見所のある「近江鉄道ミュージアム」です。行かれる方は近江鉄道のHPで開館日を確認してからお出かけください。

2011年07月24日 8時27分

近江鉄道の旅(13)近江鉄道ミュージアム公開中。

元国鉄ED14形の「ED144号機」です。
大正15年(この場合、1926年製と言った方が古さが分かるかも)に、
アメリカから輸入された電気機関車で、実は「ED14形」は、
その4両全てがスクラップにされることなく、
ここ「近江鉄道ミュージアム」にいて、これは驚くべきことだと思っています。

その内、この「ED144号機」は、近江鉄道色ではなく、ご覧のように
“旧国鉄塗装色”となっており、そういった意味では“価値”ある
機関車でしょう。
※等と偉そうに言っていますが、現地で教えてもらった情報です。

また上段写真で、正面のドアが開いているのが確認できますが、
実は私が伺った5月4日、そこから中に入ることができ、運転席のみならず、
機関車内で反対側に移動する通路と言うか、機械室の点検通路も開放され、
じっくりと“昔の電気機関車”を楽しむことが出来ました。

「近江鉄道ミュージアム」の方に聞いた話しでは、
この「ED144号機」だけではなく、開館日に、保存車両を1両決めて
その内部を、公開しているそうです。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!