2011年07月26日 9時05分

昔「多賀駅」、今「多賀大社前駅」。
平成10年に今の「多賀大社前駅」となりました。
上段写真の“多賀大社”の『大鳥居』は以前と変わっていないはずですが、
中段写真の現「多賀大社前駅」(平成23年5月4日)と、
下段写真の「多賀駅」(昭和54年10月12日)では相当の開きがあります。
“多賀大社”は名古屋の人には、あまり馴染みが無いかもしれませんが、
今も多くの参拝客が訪れています。ただその足としてこの鉄道が使われて
いるかと言うと平成の今は『さほどでもない』と言わざるを得ません。
(思い出話し)
私が小学生の低学年の頃、両親が何を思ったのか、その年に限り、ここ「多賀大社」に初詣に出かけました。
まず名古屋から彦根に向かう猛烈に混んだ国鉄の急行電車に乗り、
彦根からも満杯の電車に乗り継ぎ、一体、どこからこんなに人が
集まってきたかと思うほどの人並みの中を「多賀大社」に向かった
記憶があります。
50年ほど前の出来事ですが、未だに覚えているほど強烈な体験だったことは
間違いなさそうです
●国鉄の電車は急行であったことは間違いないのですが、列車名は不明です。
何せ、「鉄」に目覚める前の出来事です。
下段写真でイメージを膨らませてみてください。この小さな駅舎に、
入りきれないほど多くの善男善女が溢れ、そして「鉄道」が人々の
交通手段の主役だった時代があったことを・・・。