2011年07月27日 8時13分

近江鉄道の旅(18)『22系統』って?

ワンマン運転の「226号」の車内で、写真の『運賃表示器』を見つけました。

まあ、ワンマン運転の電車・気動車でよく見かける装置ですが、
ちょっと他で見かけない(私だけではないですよね?)のは、
他を圧倒する大きさの一番上の『22系統』の文字。

実は名古屋に戻ってから、こういうことの事情通に写真を見せ、
話しを聞いたところ、「考えられるのは・・・」ということで教えて
もらったのが次の“可能性”です。
1)この運賃表示器は、経費節減のため、鉄道用ではなく、
“バス用”を改造せずにそのまま使用しているのではないか。
ひょっとしたら中古かも?
2)バス用の運賃表示器を使うには、“系統番号”を設定する必要があるのでは?

彼曰く、推理であって正解とは限らないとの事でしたが、
私は結構、納得しました。

ということで、一応の結論(?)です。
『22系統』は、「多賀大社前」⇒「高宮」間の電車のことである。
・・・でも、他の区間の時は、それぞれ何系統となるのでしょう。

で、ここまで思わせぶりで書いてしまいましたが、7月14日に、
JR北海道のワンマン列車で運賃表示器を確認したところ、
右下に『小さな』“系統番号”の文字と、『小さな』番号の電光表示が
あるのを発見しました。
やはり様々な区間をワンマン運転する場合、その区間ごとに“系統番号”を
作り、その番号で『運賃』を管理するのは合理的な発想だと感じました。
ただ、ここ近江鉄道のようなデカい“系統表示”のある運賃表示器は、
“系統番号”に意味のある市街地を走るバスや路面電車用と思わざるを
得ませんでした。

とまあそれはともかく、この「多賀大社前」発「高宮」行きには、
アテンダントさんが乗車されており、何と私はアテンダントさんから車内券を
買いました。
その車内券は私の想像とは少々違い、駅名入りにパンチを入れる
タイプではなく、一枚一枚乗車駅・降車駅を手書きするもので、
多少の収入にはなるのでしょうが、趣味のために手を煩わせてしまった気が
しています。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!