2011年08月02日 18時08分

三笠でSL機関士体験(3)「S-304号」をトロッコ客車に連結!

さて、午前10時のSL列車の運転開始時間が近づき、9時半過ぎに、
トロッコ列車(コトラ149456+コトラ153095)に
「S-304号」を連結です。

最終的に連結された時間は9:37でした。
ところで・・・と言うのも変ですが、客車に機関車が繋がる瞬間と言うのは
結構ワクワクします。(皆さんは如何でしょう?)

遠くはシベリア鉄道でも何度かある機関車の付け替えで1駅だけ見ることが
出来たのですが、その時、ロシア人の親子連れが私と一緒に見ていたのを、
今、又思い出していますし、ここ日本でも同様の光景
(機関車の連結を見る方がいる風景)は、何度も体験しています。
また、それは機関車+客車でなくとも、気動車同士・電車同士でも
実のところ、私の興味は同じです。

ここで三笠鉄道村『SL機関士体験クラブ』の「機関士体験」について
少し解説。
実際に運転するのは「S-304号」1両ではなく、
客車2両も繋いだ“3両編成”です。私にとって、単車ではない経験は
当然の事ながら『初』で、結構驚きでした。

●学科講習…10:30~11:45頃まで
 ◆終了後、各自昼食。
●練習運転…12:50~
 ◆機関士制服(なっぱ服)に着替え、帽子を被っていざ体験。(貸してもらえます)
ここまでが、『学科講習料10,000円』に含まれます。

●運転体験…ここから先は1往復、5,000円でした。

●練習運転も運転体験も毎時00分発、30分発のSL列車の運転の合間での
「運転」となります。そのため大体ですが毎時10分頃~25分頃、
40分頃~55分頃の間が私たちに与えられた時間となっています。

2011年08月02日 8時08分

三笠でSL機関士体験(2)機関庫の中には薪の山。

先回の写真を撮った後、機関庫の中を見せてもらいました。
で、驚いたのが「薪」の山!

本当に物事を知らないのは『楽な人生』というのは居直りに近い話しですが、
火室で石炭を燃やすに当たり、最初から石炭を入れることはなく、
その前段階として、まずは油を滲みこませたボロ布等に火をつけ、
それで「薪」に火をつけ、それが良く燃えてきてから「石炭」を
くべるそうです。
こう書くと怒られそうですが、まあまずは威勢の良い「焚き火」から
SLの運転準備が始まると言うことでしょうか。
7月16日(土)にNHKで放送された『NHKスペシャル
「復活~山田洋次・SLを撮る~」』でもそんなシーンを見受けました。
(ご覧になった方も多いのでは?)

そんなことから毎回、結構な量の薪を使うそうで、そのため、
蒸気機関車の機関庫には、こうした薪の山があるのは普通の事とのことでした。

ところでこの日、ここで作業をされていた方は、てっきりこの「機関士体験」の
指導をされる方と思い込んでいたら、内1名の方は、何度も機関士体験に
通われている、そういう意味では私と同じ立場の方でした。
話しを聞いているうちに分かったのは、通っている内に作業の手伝い
(“機関庫体験”と言うべきでしょうか?)をするようになった
ということで、当然の事ながら「機関士体験」は
“有料”のため、それはそれで払っているそうですが、“機関庫体験”も
「とても楽しい」と仰っていました。

私が参加しようにも単なる足手まといでしょうが、
火起こしはやってみたい気が・・・。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!