2011年08月04日 18時04分

三笠でSL機関士体験(7)バック運転の妙味。

終点まで行けば、そこからはバック運転です。
客車2両を牽いて(押して)のバック運転(前進運転もそうですが)は、
ここ「三笠鉄道村」の機関士体験ならではの妙味と言えそうです。

上段写真は、「SL列車」の最後尾(最前部)から撮影したものですが、
前回の写真と合わせると、走行区間の勾配や、分岐した線路を下に
見る感じが良く分かります。

下段写真は、指導機関士さんによる「お手本」で、さりげなく後ろを見て
ブレーキハンドルに手を置く姿には惚れ惚れしてしまいます。

なお、「機関士体験」100回以上という超ベテランの方の運転を
見せてもらいましたが、指導機関士さんとは座り方が異なり、
完全に後ろ向きに座って、左手で加減弁・ブレーキハンドル等の操作を
していました。
当然の事ながら、運転技術を認められたその方だけの
“特例”とのことでしたが、ブレーキ操作の絶妙さは「本職!」と感じました。

●バック運転時の出発ですが、「SL列車」も「機関士体験」でも、
客車の最後尾に乗務している車掌の“旗”の合図で運転を開始し、
機関士はバック運転中、ズーッと後方確認をすることになります。
なお、バック運転そのものは、「350メートル」走行時も同様です。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!