2011年08月05日 18時09分

三笠でSL機関士体験(9)終点間近。

バック運転の終点(つまり出発点)まで残り300メートルを切りました。
(上段写真)
そして遂に終点に到着です。(下段写真)

これら写真に写っている所は、見た目では分かりませんが
4~5パーミルの上りで、注意しなければならないのは、
客車をホームの位置にピタリと止めるには“失速”に気を付けないと、
手前に止まってしまうことです。
しかもホームの有効長が極端に短いと言うか、
1両分のしかもギリギリしかなく、4~5回運転した程度で定位置に
止めるのは至難の業で、もしも私が上手く止められたとしても
それは単なる“偶然”である!というのが結論です。
実は、私は何度やっても手前に止めてしまい、結果、ブレーキを緩め、
再び加減弁を動かし、停車位置の調整をしていました。

●この線路の勾配(出発点発“山の中”方面)
*出発点~約300メートル⇒4~5パーミルの下り
*300メートル~350メートル(ポイントのある所)⇒6パーミルの上り
*350メートル~450メートル⇒10~11パーミルの上り

2011年08月05日 8時00分

三笠でSL機関士体験(8)分機器通過。

すでにお気付きでしょうが「三笠鉄道村」の機関士体験の楽しみの一つに
分岐器の通過があります。

「運転体験」をしている時はそれほど楽しめませんが、“添乗”している時は、
特に機関車が分岐器を渡るジョイント音に“萌え”ました。
やはり、電車・気動車・客車といった私たちが日常的に乗車する車両とは
全然違います。
そもそも機関車は機種により軸配置が異なるため、ただでさえ
その面白さは増幅されます。そして今回は3軸の蒸気機関車です。
これは「機関士体験」におけるもう一つの“体験”(発見?)でした。

目を閉じてそのジョイント音に耳を傾けていると、
そのその昔、音楽の時間に『三連符』を習った時のことが脳裏に・・・。
「タ・タ・タン」というリズム(音)になるのですが、
『三笠に来て本当に良かった』と思ったのはいったいこれで何度目
だったのでしょう。
(お詫び…「目を閉じて」という表現は誇大です。目は開いていました)



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!