2011年08月08日 18時02分

石北本線「特急オホーツク」(1)岩見沢から乗車。

7月10日(日)、「SL機関士体験」を終えた私は、
岩見沢駅から17:58発特急「オホーツク7号」で
北見駅(定時の到着時刻19:45)を目指しました。
JR北海道の特急型気動車ではもはや少数派と言いたい
振り子式でもなく車体傾斜制御装置もない183系です。

「岩見沢」から次の目的地「北見」に向かうという条件と、
私が乗車できる時間帯から選択肢が他になく、
やむを得ずこれに乗車したと言うのが実情です。

(参考)
●札幌⇒北見の所要時間
*特急「オホーツク…4時間35分~38分(片道8800円)
*高速バス…4時間30分(片道5190円)
●札幌⇒網走の所要時間
*特急オホーツク…5時間25分~28分(片道9640円)
*高速バス…5時間50分(片道6210円)

これをご覧いただければ分かると思いますが、鉄道の競争力ははっきり言って
バスに比べ「定時運行」(時間読みが出来る)だけと言っても
過言ではありません。

また今回の移動に当たり、三笠・岩見沢周辺で、高速道路を走る
「北見・網走」方面行き高速バスのバス停が無いかを、
結構本気で調べたことを敢えて書かせていただきます。
「鉄道」を愛するものとして、これほど悲しいことはありません・・・。

2011年08月08日 8時02分

三笠でSL機関士体験(14)さようなら「S-304号」。

こうして平成23年7月10日(日)の「S-304号」の1日は終わり、
機関庫のシャッターが徐々に閉まっていきました。
私の心の中では何故か「蛍の光」のメロディーが流れ、
少し哀愁を帯びた気分に浸っていました。
とまあ、そうは書いていますが、「本当にそうでしたか?」と突っ込まれると
「御免なさい」しますが、雰囲気はご理解頂けると信じています。

最後の最後に、ここを訪れる際の注意点を。
公共の交通機関の利用者は、「バス」の時間に自分の行動を合わせる
必要があり、事前の準備をキッチリしておく必要があります。
そうしたことも含め名古屋発の場合、レンタカーの利用が合理的とも
思えました。
また、「機関士体験」をする場合、「三笠鉄道記念館」の見学時間を鑑みると
“1日仕事”と思っていたほうが無難です。
以上は私の感覚で恐縮ですが、今回、「クロフォード公園」を楽しむ時間は
残念ながらありませんでした。
また「三笠トロッコ鉄道」も全く見ていません。
もっともこちらは一人で体験するには“チト恥ずかしい”ということも
ありますが…。

それはそれとして、前にも書きましたが、これほど充実した
『鉄道施設』は全国でもそう多くは無いと思いました。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!