2011年08月09日 19時09分

石北本線「特急オホーツク」(3)「遠軽」に到着。

特急「オホーツク7号」は、「白滝」~「丸瀬布」間で急停車。
乗客の皆さんは「またか」という感じでしたが 車内放送で『シカ』と
衝突しそうになったことを知りました。
(話しではそういう事態がしばしばあるとは聞いていましたが、
まさか自分が体験するとは思っていませんでした)
ということで写真の「遠軽」駅には3分遅れの21:13に到着。

ここ遠軽で、石北本線はこれまでとは進行方向が変わります。
また、多くの下車客を見かけました。
では、この日の乗客のざっくりした動向をまとめます。
※あくまでのこの日のこの列車に限っての話しです。

●岩見沢⇒旭川
*“スーパー”系の特急に比べ時間がかかるためか、乗客はそれほど多くない。
「オホーツク7号」しか停まらない駅でも乗降客はパラパラ。
●旭川⇒遠軽
*旭川からの乗客は私が思っていたより多く、やっと特急列車らしくなった。
*途中駅での降車は数えるほど。写真のように「遠軽」で相当数が下車。
(北見駅を除けば、一番下車客が多かったと思う)
●遠軽⇒北見
*留辺蘂でも、そこそこの乗客が下車。
北見では私も含め残りの乗客の大半が下車し、そこから先は空気を
運んでいるような感じ。

こうして見ると、実質、旭川~遠軽・北見間の特急とも言えそうですが、
参考までに札幌(新千歳・丘珠)~女満別間(北見市・網走市の最寄空港)の
飛行機は合わせて1日最大10往復(2011年8月ダイヤ)あって、
時間を金で買う人はこの選択になっていると思われますし、
実態もそのようだと聞きました

どうしてこんなことを書くのかと言うと、地元・北海道のメディア等に
掲載されていたわけではないのですが、『このまま放っておくと、
利用者減から「石北本線」が廃止されるのではないか』という危機感を
一部地元の方が持ち始めているという話しを聞いたからです。

2011年08月09日 8時00分

石北本線「特急オホーツク」(2)車内販売のお弁当。

「オホーツク」の車内の人となったあと、
気を取り直して夕食タイムとしました。

車内販売で買ったのが写真のお弁当で「夏のお祭り弁当」(880円)です。
車内販売限定かつ期間限定と言うことで、“限定”というフレーズに弱い
私には、これしか選択肢があり得ませんでした。(積極的に選んだ?)

●「夏のお祭り弁当」とは『夏の風物詩、お祭りをテーマに
北海道の食材を中心に…』との説明書きが同封されていましたが、
ほぼそれを額面通りに受け取っても良さそうな内容でした。
写真の真ん中のブロックは「北海ばら寿し」とのことで、
北海道米の酢めしの上にカニ・ホッキ貝・イクラ・アスパラなどが
トッピングされています。
ここからは写真の大きさと言うより、それぞれの食材が小さい(少ない)ので、
極めて分かりにくいかと思いますが、知床鶏・トキ鮭・帆立等々を
使った北海道の食材が一杯です。

さて、この弁当でお腹は満足したのでしょうか?否!
味はともかく量は少なめのため、
実は、最悪の事態(思うような弁当が購入できない)を想定し、
岩見沢駅の1Fのパン屋さんで予め買っておいたパンを1つ食べました。
(小食の方ならこのお弁当だけでOKかも?)

まあ、「旅気分」を味わうにはこれで十分と言うことで・・・。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!