2011年08月10日 8時01分

特急「オホーツク7号」の「北見駅」到着が夜の10時過ぎだったので、
一夜明けてから駅舎の写真を撮影しました。
北見市の現在の人口は現在約12万5千人で、このエリアで最大の
中核都市となっています。(網走市は約4万人)
但し、人口は減っており、先行きに明るい材料も見当たらないとも
言われており、その中で万が一にもあってほしくない「石北本線」廃止は、
正に地域の死活問題となるのは理解できます。
勿論、延長が続く高速道路・自動車専用道路と言った代替手段があるからこそ
JRの利用者の減少となるのですが、その辺りが地方交通の限界とも
思われます。
根室本線・宗谷本線のような高速化は、地元負担の費用がかかることもあって
石北本線では取り沙汰されず、せめて老朽化してきている
183系の置き換えで、261系か283系でも入れば
「少しは所要時間が短くなるであろう」と静観しているのではと
勘繰りたくなります。(車両の置き換えなら地元負担が無いはず)
以前、池北線/北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線(池田~北見)を
高速化し、石勝線~根室本線(池田)経由で札幌と北見・網走を
結ぼうと言う動き(提案)が池北線沿線の住民を中心にありました。
それは、沿線住民のみならず大学等でも実際に研究(検討)もされ、
費用試算もされました。
結局、頓挫して久しいのですが、石北本線の高速化に比べ、
距離は長くなるものの、池北線高速化はトンネルが無い、線形が比較的良い、
“大きい”峠越えが無いなどの理由から、工事費用面では有利で、
その結果として、札幌~北見間の所要時間は『283系』列車想定で
約4時間とされていました。
北見・網走に「鉄道」を残すことが出来るかどうかの正念場は
それほど遠い未来では無く、現実にやってきそうな気もしますが、
《ここからが私の意見です》それにしても『公共交通』を
『独立採算』で縛る考え方をそろそろ根本的に変えないと、
地方の鉄道・バス路線は残っていかないのではないでしょうか。
採算の取れない路線を抱える日本の鉄道事業者の2大巨頭はJR東日本と
JR東海というドル箱路線を抱える会社です。
JR北海道には『ドル箱』が無いだけに先行きが心配です。
●今回の内容は、単なる私の(個人的な)杞憂であることを願っています。