2011年08月12日 9時00分

りくべつ鉄道で運転体験(4)続いて「池田」方面。

次に、池田方面になるのですが、
上段写真で右側のホームの手前の線路(左から2線目)を走り、
その一番奥に下段写真のポイントが2箇所あって、その一番奥の行き止まりが
「運転体験」の「池田」方面の終点となります。

『指導運転士』さんから、「折角なので、時間の許す限り
“運転”しましょう」と言われ、途中で「出区点検」の体験を挟みながら、
先回も書いたように、ひたすら運転!運転!運転!でした。

そんななんやかやで、実はこの線路を何往復したかは、恥ずかしながら
私の記憶にはなく、多分、5~6往復はしたであろうとは思うものの
定かではありません。
ひたすら「前進」~「停車」~「運転席の交換」を繰り返すのですが、
これがとにかく忙しい!
慣れない状況(運転体験)で心理的にも追い詰められており、
よって回数を数える余裕は全くありませんでした。

ところで、ここの「運転体験」ですが、停車位置が何箇所か設定されており、
そのポイントに一人づつ、“手旗”を持った女性(3名)が立ち、
その“手旗”の位置で「停車」~「発車」を繰り返しつつ
500メートルを進み、それを何回か繰り返した後、最終的に500メートルを
一気に走り抜けました。
最高時速は25キロで、距離だけではなく、速度でも私の運転体験史上、
最高値となりました。

「習うより慣れろ!」とは本当によく出来た言葉で、今回の「運転体験」で、
特に“ブレーキ操作のイロハ”が少しだけですが分かり始めてきました。

ところで「Lコース」2万円の料金ですが、約50分間の運転を始め、
気動車の構造を詳しく聞けたり、都度、疑問点があれば“気軽”に質問でき、
かつ直ぐに答えていただけることもあり、まるで『家庭教師』の個人指導を
受けているみたいで、その価値は十分と感じました。
(もっとも私は家庭教師の指導で勉強をしたことはありませんので推測です)
また、こうした「運転体験」が『りくべつ鉄道』にとって貴重な収入源で
あることは確実で、欧米の保存鉄道が寄付をベースに運営されていることを
考えれば、料金の一部はここの車両の保存費用の一助になっていれば
幸いという感想も持ちました。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!