2011年08月14日 19時05分

りくべつ鉄道で運転体験(8)「陸別」駅の施設・車両たち。

「運転体験」の話しを終わったのですが、「りくべつ鉄道」で見られる施設と
車両について少し触れます。

写真は見ての通りの転車台で、一見綺麗で新しく見えますが、
実は国鉄網走線・池田~陸別間開業前の明治42年(1909年)に
設置されたもので、北海道に現存する転車台では最古のものだそうです。
ところが老朽化が進んだため、平成21年度に修復され、
今では“現役”当時とまでは言えないでしょうが、美しい姿を私たちに
見せています。

この他、車両ではCR70・75型が全部で6両、また保線作業車や
除雪モーターカーもあり、駅構内を『散歩』するのも楽しい時間です。
「運転体験」で走る線路の確認も含め、1時間ほどが『あっ』という間に
過ぎていきました。

また「りくべつ鉄道」の今後の楽しみですが、
既にご存知の方もいるかとは思いますが、7月24日(日)に、
今回のシリーズ(3)でUPした下段写真のフェンスの奥の線路を、
列車が走りました。(体験乗車の方も多数いたようです)
1.6キロの区間だそうですが、この話しを『指導運転士』さんから聞いた時
いつかは“2キロ”を越える運転体験が可能となることを不埒にも
願っていました。
(でも、陸別地区の『観光の超目玉』になる可能性はありますよね)
一方で、線路の保守は大変であろうとも察しています。

2011年08月14日 9時20分

りくべつ鉄道で運転体験(7)運転体験証明書。

「運転体験」が終わると写真の「CR70・75型ディーゼル気動車運転体験
証明書」が授与されます。

受講番号が「368」とあったので、きっと私が「Lコース」に参加した
368人目と言うことでしょう。
なお、裏面は「CR70・75型ディーゼル気動車運転体験記録確表」で
何と『50回』まで記録できるようになっており、
「そんな人はいるのか?」と思いきや流石にそうした方はおらず、
10数回の方が最高だと聞きました。(北海道の方ですが、北見・帯広近辺の
方ではないそうです)

それにしてもここはそうそう簡単に来ることの出来る場所ではありませんが、
道東に「鉄」することがあれば「Lコース」実施日にあわせて日程を組み、
再チャレンジしたいと真剣に思っています。
(家族旅行でここを組み入れるのは絶対に無理だろうと思うので、
やはり「鉄」旅となるのですが、さてその実現可能性や如何に。)

こうしてあっという間の80分間は終わり、「北見」まで戻り、
そこから都市間バスで「旭川」を目指しました。
この選択は単なる時間の都合ですが、久しぶりに「高速道路」を通らない
一般道経由の都市間バスの乗車でした。
因みに「北見」~「旭川」間は、バスで3時間25分。
JRの「オホーツク」で3時間前後です。
高速道路を通らないバスとの時間差がこれでは鉄道の速達性は一体どこへ?と
言いたくなります。峠越えと線形の悪い「石北本線」の悲しい現実を
改めて知ることになりました。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!