2011年08月17日 8時30分

今回の『東京の交通100年博』の最大の目玉がこれと言っても
過言ではなかろう「東京市電ヨヘロ1形電車」のモックアップです。
この『東京の交通100年博』開催のために作られた実物大模型で、
中もご覧の通り“模型”とは思えないほど忠実に再現されています。
参考までに形式名の『ヨヘロ』とは、
●「ヨ」…四輪単車の「ヨ」。
●「ヘ」…べスチビュール付きの「ヘ」(濁点なし)
※べスチビュールの意味は、出来れば会場でご確認を。
不親切ですいません…。
●「ロ」…車体改造を行った大正6年の「ロ」
だそうで、
これらは車体の左側にある解説板から転載しました。
因みに、この「ヨヘロ1形」を改造した車両は今も現役で、
それが函館市電の除雪車“ササラ電車”で、今回その“ササラ電車”も
東京に里帰りし、屋外で展示されていました。
明治30年代に製造され、最盛期には206両が活躍した
「東京市電ヨヘロ1形電車」だそうですが、運転台のシンプルさを見るにつけ、
当時の技術水準からすれば、これが『最先端の技術を駆使』ということ
なのでしょうが、乗客を乗せて走って停まると言うことはこれで足りると
いう証(あかし)なのでしょう。
ところでこの『東京の交通100年博』で撮影&ブログUP可能な被写体は、
「東京市電ヨヘロ1形電車」と屋外展示プラス、関連の企画展示のみです。
ブログにUP出来ないのは致し方ないにしても、“公共交通”の歴史を
実感できる今回のイベントだけに、写真等の資料はともかく、
もう少し撮影可能な展示物が欲しかったと言うのは欲張りすぎでしょうか…?